エンジニアが名刺交換する際のポイント5つ|名刺交換のマナーや記載項目も紹介

- システム
エンジニア - 名刺交換にも細かい決まりごとがあって覚えるのが大変です……。
- プロジェクト
マネージャー - 一瞬で終わってしまう名刺交換ですが、ビジネスチャンスになることもあります。しっかりマナーを学んでいきましょう!
ビジネスにおいて名刺は「顔」
名刺はビジネス相手に自分を覚えてもらうために渡すもので、顔代わりにインパクトのある名刺を残せば、相手の記憶に残る可能性も高くなります。
ただ挨拶をしただけでは忘れられてしまっても、インパクトのある名刺を渡したり、相手の心に残るような行動と一緒に名刺を渡したりすれば名刺の効果も高まります。
そして、名詞は「顔」代わりになるものなので、ビジネスの路線から外れたものは好ましくありません。
フリーランスエンジニアにとっての名刺とは?
フリーランスエンジニアにとっての名刺は、ビジネス相手に自分を覚えておいてもらうだけでなく、アピールするツールとしても活用します。フリーランスエンジニアには会社という後ろ盾がないので、自分の実力をアピールし、仕事を獲得するためのツールが必要です。
フリーランスエンジニアには名刺を持たない人もいますが、自分の実力や能力が知れ渡り、黙っていても仕事が来るようになるまでは名刺も活用していきましょう。
フリーランスエンジニアが名刺を作る方法
フリーランスエンジニアが名刺を作る際は、名刺作成キットを購入して自分で印刷する方法と印刷会社に発注する方法があります。
Webサイトでデザインを選択し必要な項目を入力すると、印刷した名刺を送付してくれるサービスが多くの印刷会社で展開されています。また、低価格でも満足のいく名刺を発注できる会社もあるようです。
個性的なデザインの名刺を作りたい場合は、Webサイトを通じてフリーランスのデザイナーに依頼することも良いでしょう。
名刺の受け渡しでのマナー
名刺交換でのマナーはまず、カバンやリュック等を持っていたり、背負っていたりする場合は荷物を持っていない状態で名刺交換を行いましょう。
次に、どちらから差し出すのか。相手が自分より目上の方のときは、すぐに名刺を差し出しましょう。これは、自分が先に名刺を受け取ってしまうと相手が目下ということになるからです。
万が一、先に名刺を差し出されてしまったときは「申し遅れました」と一言添えてから相手が差し出した名刺の位置よりも低い位置で名刺を差し出しましょう。
また、名刺交換には様々な場面があり、名刺を先に受け取ったほうが相手を目下とみなしてしまう為、「同時交換」が主流となっています。
1.自分の名刺を右手で差し出し、相手の名刺入れの上に載せる
2.1と同時に左手で相手の名刺を自分の名刺入れの上に載せて受け取る
3.自分の右手を相手の名刺に添えて両手で受け取る
初めてだと混乱して失敗してしまうかもしれませんので、何度か練習しておきましょう。
名刺を受け取ってからしまうまでのマナー
次に受け取るときのマナーです。もちろんですが、黙って受け取ることはNGです。相手の名刺に印字されている相手の名前や会社名に指が重ならないように、できる限り余白の部分を持って「頂戴致します。」と一言を添えて受け取ります。
また、すぐに名刺入れにしまったり、机の上においたりせずに、相手の名前を「○○様ですね。」と復唱して受け取りましょう。
会議等の場合は、受け取った名刺は机上の自分の左斜め上に置きます。そして、1番上の役職の方の名刺は名刺入れの上に置き、その他の名刺は並べて置いておきます。
そして、名刺入れにしまうタイミングですが、談笑後タイミングをみて一礼して名刺をしまいましょう。
エンジニアが名刺交換する際のポイント5つ
フリーランスのエンジニアとしてクライアントと名刺交換する際は、ビジネスマナーの基礎を思い出して振る舞いましょう。
フリーランスの場合は上司が存在しないので、初めてのクライアント先でもすべて自分で対応しなければなりません。
ここでは、フリーランスエンジニアが名刺交換するときに気を付けたいポイントを5つ紹介します。ビジネスマナーの復習も兼ねて、確認してみましょう。
エンジニアの名刺交換ポイント1:名刺を渡す順番について
ビジネスマナーでは、目下の者から名刺を差し出すことになっています。ここでいう「目上」とは年齢的なものではなく、立場を指しています。
フリーランスエンジニアにとってクライアントは「目上」の立場となるので、エンジニア側からクライアントに名刺を差し出すのが正しい順番です。
仕事の一部を下請けや別工程の担当者に発注する場合は、エンジニア側が発注者として「目上」の扱いになります。
エンジニアの名刺交換ポイント2:複数の人と名刺交換をする場合
名刺を渡す相手であるクライアントが複数いる場合は、クライアントの中でも目上の人から先に渡していきます。
目上とは年齢ではなく役職の順序になりますが、初対面ではクライアントの役職は分かりません。名刺交換の流れになると、多くの場合名刺交換を行う順に各社とも整列してくれるので判別できるでしょう。
クライアントの1人に「名刺交換をさせていただきたい」旨を伝えれば、順序通りに紹介してくれることもあります。
エンジニアの名刺交換ポイント3:名前の読み方がわからないとき
名刺は名前を名乗りながら交換しますが、周囲の音でよく聞こえないということや多くの人と名刺を交換したため忘れてしまうこともあります。あらためて名刺を見ても、名前の読み方が分からないというときは、どうしたらよいのでしょう。
名前の読み方が分からないときは、無理に読んで誤った名前で呼ぶことはとても失礼なことなので、素直に「なんとお読みすればよいのでしょうか」と尋ねてください。
エンジニアの名刺交換ポイント4:相手の顔を見ながら交換する
名刺交換の際は、相手の顔をしっかり見て笑顔で交換するようにしましょう。人見知りな性格だとしても、相手の顔を見ずに名刺を見ながら名刺交換するのでは失礼にあたります。
目線を合わせ、自分の名前をしっかり名乗ってから名刺を渡します。相手の名刺を受け取るときも、目線を合わせてから目線を名刺に落として名前を確認します。フリーランスエンジニアとして名刺交換する際は、しっかりと自分を印象付けましょう。
エンジニアの名刺交換ポイント5:姿勢よく立って交換する
名刺交換は立って行いましょう。すでに着席している場合でも、名刺交換になったら立ち上がるのがマナーです。名刺交換の前に、相手と机越しに対面している場合は、立ち上がって相手の近くまで歩み寄ったうえで名刺交換を行います。
たとえ相手との距離が近い状態であっても、机越しに名刺交換をするのは相手に対して失礼にあたります。応接室に通された場合も同様で、テーブル越しに名刺交換をしないよう注意が必要です。
フリーランスエンジニアが名刺に記載しておくべき項目8つ
フリーランスのエンジニアは、今後の仕事につなげるためのツールにもなるように名刺を活用すべきです。名刺を作るときに、どのような情報を名刺に入れておけばより良い営業活動につながるのでしょうか。
ここでは、フリーランスのエンジニアが名刺に記載しておくべき項目を説明します。相手の立場でどのような情報があれば仕事を依頼しようと思えるかを考えてみれば、名刺に必要な項目も想像つくでしょう。
エンジニアの名刺に記載する項目1:名前
名刺である以上、名前を載せないわけにはいきません。名前は名刺の中央あたりに、他の情報より目立つように記載します。
また、名前部分を目立たせるために、周囲の情報とサイズを変えたり、フォントを変えたりするのが一般的です。
海外との取引が多い方はローマ字で名前を表示するか、裏面にローマ字の氏名を記載するようにしましょう。読みづらい名前の方は、読み仮名をふっておくと親切です。また、名前はジョブネームでも構いません。
エンジニアの名刺に記載する項目2:肩書き
会社員の名刺では役職を肩書として記載しますが、フリーランスのエンジニアは自分のキャリアやスキルをアピールする情報を肩書として記載できます。
例えば、得意な領域や案件を書くこともできれば、自分のキャッチフレーズを書くこともできます。名刺を渡した相手の印象に残るような肩書や、あとから仕事を依頼しようと考えるきっかけになるような肩書を考え記載しておけば、名刺が立派な営業ツールになるでしょう。
エンジニアの名刺に記載する項目3:職種
フリーランスのエンジニアというだけでは、何ができる技術者なのかわかりません。フリーランスのエンジニアの場合は、名刺に職種を明記しておいた方が良いでしょう。また、職種は肩書や会社名の一部として記載するのがおすすめです。
ちなみに、フリーランスの場合は名前の前に職種を書くのが一般的です。しかし、デザインを工夫して職種を名前の上下いずれかに書いたり、複数の職種を書いたりしても問題ありません。
エンジニアの名刺に記載する項目4:経歴
会社員の名刺ではあまり見かけない項目ですが、フリーランスの名刺では学歴や経歴を記載する人もいます。名刺が簡易的な履歴書の役目も果たすことになるので、キャリアの説明を省くことができます。
学歴や業務経歴を相手に対してアピールしたいと考えているのなら、名刺に記載しておけばアピールしやすくなります。裏面に学歴や業務経歴などを名刺の裏面に記載する名刺デザインも用意されているので、珍しい項目ではありません。
エンジニアの名刺に記載する項目5:スキル
エンジニアにとって、保有しているスキルは1番アピールすべきポイントです。スキル内容が簡潔に書けるものであれば、名刺の表面に記載してアピールします。
多くのスキルを保有していたり、スキル内容に説明が必要だったりする場合は、名刺の裏面を使って相手に伝わるように記載しましょう。
資格で表現できないスキルの場合は、スキルを証明できる事例や案件名などを記載すると良いでしょう。
エンジニアの名刺に記載する項目6:資格
スキル保有の証明となるような資格がある場合、名刺の肩書として記載しておけば、名刺交換の相手に対してアピールできます。
また、保有している資格が多い場合は主要なものだけを肩書として表面に記載し、裏面にすべての資格を記載するというデザインも良いでしょう。
多くの資格を保有しているからといって、すべてを記載する必要はなく、仕事の確保に結びつくと考えられる資格を中心に記載します。
エンジニアの名刺に記載する項目7:WebサイトやSNS
今やエンジニアでなくても、名刺にWebサイトやSNSの記載は避けられないでしょう。ネット経由で仕事を受注できることも見込めるので、営業ツールの1つとしてWebサイトやSNSは準備し、名刺にも掲載してください。
ただし、プライベートな内容のサイトやSNSの場合は、仕事相手に閲覧されることで信用を失う危険性も考えられるので、名刺に掲載するのはあくまでも仕事用のものに限ります。
エンジニアの名刺に記載する項目8:連絡先
ビジネスツールとしての名刺では、連絡先に関する記載は必須です。連絡先は電話番号だけで良いのか、住所やメールアドレスも必要なのか、記載の詳細内容について迷いますが、仕事相手の信用を得るという意味でいずれも必要です。
フリーランスの場合、自宅をオフィスとして使っており、多くの人に住所を知らせたくないという場合は、住所入りと住所無しの名刺を作っておき、TPOに応じて使い分けるという方法もあります。
フリーランスエンジニアが名刺を持つメリット5つ
フリーランスエンジニアの中には、名刺は不要だと考えている人もいます。しかし、一般的なフリーランスエンジニアならば、名刺を持つことのメリットは会社員以上にあるとも言えます。
ここでは、フリーランスのエンジニアが名刺を持つことのメリットを5つ紹介します。メリットを知ったうえで、自分にはあまり享受がないという場合は名刺を持たなくても良いでしょう。もし、メリットを感じられるのなら、名刺を作ってみてください。
エンジニアが名刺を持つメリット1:自己アピールができる
フリーランスのエンジニアにとって、自分をいかに売り込むかは課題と言えます。
そこで、名刺に自分のアピールポイントを掲載しておけば、対面の時点では十分に自己アピールができなかったとしても、相手が名刺からアピール内容を受け取ってくれる可能性があります。
ただし、自己アピールしたいことが多すぎて、名刺に記載しすぎるのは逆効果です。名刺に掲載してもデザイン的にすっきり見える程度の情報量でうまく自己アピールしましょう。
エンジニアが名刺を持つメリット2:信憑性が高まる
フリーランスというと、クライアントにとっては少し捉えどころのない印象を与えてしまう場合があります。また、後ろ盾がなく結果を保証してくれるものがないので、クライアントの信頼を得るまでは時間がかかるでしょう。
そのため、名刺に保有スキルや資格、経歴などを記載しておけば、クライアントが漠然と不安に感じていた部分の一部は解消されます。口で「スキルは十分です」と説明するよりも、信憑性のある情報だと受け止めてもらえるでしょう。
エンジニアが名刺を持つメリット3:会話のきっかけになる
初対面のクライアントとの打ち合わせでは会話の進め方が難しく、お互いを探り合うような形となってしまいます。しかし、名刺交換でフリーランスのエンジニアのキャリアが分かるような名刺を差し出せば、名刺に記載されている内容から会話を発展させていけるでしょう。
クライアントとして気になる案件の内容を尋ねたり、名刺に記載されていない技術内容に対応できるのか確認したり、仕事を始める前の実力確認もしやすくなります。
エンジニアが名刺を持つメリット4:仕事依頼のきっかけになる
フリーランスエンジニアは、仕事を得るために営業活動が不可欠です。ときには飛び込み営業をすることもあります。
名刺を作成しておいて、飛び込み営業や営業訪問などで名刺を渡しておけば、そのときキーパーソンと会えなかったとしても、名刺をきっかけとして仕事を依頼される可能性があるのです。
渡した名刺の情報を見て、知人へ紹介してくれたり、需要が発生したときに声をかけてくれたりすることもあるでしょう。
エンジニアが名刺を持つメリット5:キャリアの棚卸しになる
名刺に載せるべき情報を整理する中で、自分自身のキャリアを棚卸し、掲載できる情報と掲載しない情報に分類する作業を行えることもメリットと言えるでしょう。
自分ではキャリアを積み重ねたつもりだったが、実際棚卸をしてみたらアピールできるキャリアがないと気付いたり、同様に保有資格は多いけれど名刺に記載できるような資格がないことに気付いたり、キャリアパスを考えるきっかけになることもあります。
フリーランスエンジニアが名刺を持つデメリット
フリーランスエンジニアの多くが迷うことは、住所や電話番号などの個人情報を名刺に掲載するかという問題です。
フリーランスエンジニアの多くは自宅で仕事をしており、仕事で住所という情報を使うことはほとんどないことから、名刺に個人情報を記載する必要性を感じないためです。
住所の問題はバーチャルオフィスを使って解決することもできます。そのため、電話やメールアドレスは仕事用とプライベート用を分けることが必須となります。
- システム
エンジニア - 名刺を差し出すとき、受け取るとき、しまうとき、すべてに細かい決まりごとがあるのですね。
- プロジェクト
マネージャー - 名刺は相手の顔と言われています。相手の名刺の扱い方であなた自身の印象が決まるので、相手を敬う気持ちを忘れないで行動しましょう。
エンジニアとしての名刺の使い方を理解しよう
エンジニアは名刺作成を誰かから強要されるものではありませんが、フリーで営業活動をするので名刺を持つことのメリットはデメリットよりも多くなります。
エンジニアとして名刺を持つことのデメリットを解消する工夫をしながら、名刺を活用して積極的な受注活動に役立てましょう。
そして、エンジニアの仕事を獲得するためにも、名刺に掲載する項目や内容を吟味し、魅力的な名刺を作成してください。
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