Firebaseとは?出来ること7選|使うメリット5つと料金プラン

- システム
エンジニア - Firebaseとは、どのようなものなのでしょうか?
- プロジェクト
マネージャー - Googleが提供しているモバイル・Webアプリケーション向けのプラットフォームです。メリットについてもご紹介していきましょう。
Firebaseとは?
Firebaseとは、Googleが提供しているモバイル・Webアプリケーション向けのプラットフォームです。全ての機能がGoogleのインフラ技術に支えられており、大規模なアプリケーションも構築することができます。この記事では、「Firebaseのできることとは?」「Firebaseのメリットとは?」「Firebaseの料金体系とは?」などについて説明します。
Firebaseとは?できること7選
Firebaseには様々な機能があり、その機能の数は15以上です。モバイル・Webアプリケーションを構築するにあたって役立つ機能が豊富に揃えられています。ここでは、数多くの機能の中から7つをご紹介します。
できること1:Firebase Analytics
Firebase Analyticsとは、アプリケーションを利用するユーザーの行動をデータ化し、プロダクトとマーケティングの最適化をするための判断材料に役立てることができる機能です。アプリのクラッシュやパフォーマンス、アプリ内購入のデータなども表示され、アプリの開発者はプロダクトとマーケティングに集中することができます。
できること2:Firebase Hosting
Firebase Hostingとは、Webページやランディングページなどを素早くインターネット上に公開することができる機能です。コンテンツは、自動的に世界中に配置されているCDNにキャッシュされ、高速に配信されます。CDNとは、コンテンツをキャッシュする仕組みのことです。また、カスタムドメイン用のSSL証明書を無料でプロビジョニングし、SSL通信を簡単に実現することができます。他にも、コマンド1つでデプロイができるなど、魅力の多い機能の1つです。
できること3:Firebase Cloud Messaging
Firebase Cloud Messagingとは、モバイルへの通知などを始めとした、メッセージをアプリケーションに配信する機能です。この機能は、前述したFirebase Analyticsに統合されていて、特定のユーザーに的確なメッセージを配信するということが可能です。また、ユーザーのタイムゾーンに合わせたメッセージのスケジュール配信、カスタムドメインデータの送信など、カスタマイズ性の高さも魅力です。
できること4:Cloud Firestore
Cloud Firestoreとは、グローバルなアプリケーション用に構築されたNoSQLデータベースです。表現力の高いクエリや、クエリの結果セットによるスケールなど、高いスケーラビリティを持っています。スケーラビリティとは、拡張性を意味します。また、後述するCloud Functionsと組み合わせることで、完全にサーバレスなアプリを構築することができます。サーバレスとは、サーバが存在しないことです。
できること5:Cloud Functions for Firebase
Cloud Functions for Firebaseとは、サーバレスでバックエンドを開発できる機能です。データベースの変更、新規ユーザーの登録など、アプリ内で発生するイベントをサーバレスで処理することが可能です。実行されるロジックなどは、クライアントから隔離されるため、アプリケーションの安全性を維持できます。機能デプロイはコマンド1つで行うことができ、メンテナンスコストを抑えることにも貢献します。
できること6:Firebase Authentication
Firebase Authenticationとは、安全な認証システムを簡単に構築することを目的とした機能です。メールアドレスとパスワードによる認証、電話番号による認証、Googleアカウントによる認証など、幅広いログインフローを提供します。認証機能はGoogleのログイン認証と同じ開発チームによって開発されているので、セキュリティ面の心配をする必要はありません。
できること7:Cloud Storage for Firebase
Cloud Strage for Firebaseとは、ユーザーが作成した写真や動画などのコンテンツを保存・管理することができる機能です。Googleが提供するインフラストラクチャが用いられ、SpotifyやGoogleフォトと同じテクノロジーを採用することができます。また、モバイルでの利用が考慮されており、アプリのモバイル接続の切断や回復を検知し、データ転送の調節を自動的に行う機能も備えています。
Firebaseを使うメリット5つ
Firebaseを利用することで、プロダクト開発者は設計から開発、運用や保守の多岐にわたって、様々なメリットを享受することができます。ここでは様々なメリットのうち、代表的なメリットとは何かについて、5つほどをご紹介します。
メリット1:プラットフォームで管理する
Firebaseを利用したアプリケーションを構築することで、機能全てがFirebaseというプラットフォームで動作するため、簡単に管理のしやすいアプリケーションを構築することが可能です。全ての機能がGoogle製であるため、プラットフォーム上で干渉し合うこともありません。
メリット2:機能が充実している
先程紹介した7つの機能を見れば分かる通り、Firebaseはアプリケーションを構築するために必要な機能を完備しています。7つの機能の他にも、機械学習のための機能、テストを効率的に実行するための機能、トラブルシューティングの時間を軽減する機能など、これほど充実した機能を提供しているのはFirebaseだけです。
メリット3:データの同期が可能
Firebaseで構築可能なデータベースであるFirestoreでは、モバイル間でのデータの同期を簡単に行うことが可能です。データの変更がされると通知が送信され、ユーザーエクスペリエンスの高いリアルタイムアプリケーションを簡単に構築できます。デバイスがオフラインの場合でも同期が実行され、データの変更がオフラインでも実行可能です。
メリット4:高速なアプリケーション構築
Firebaseによるアプリケーションのデプロイはどれも高速に行われ、ストレスを感じることなくアプリケーションの開発に専念できます。認証システムやバックエンドの構築など、本来であれば時間がかかる部分を代替する機能が豊富にあり、アプリケーション全体の構築日数を大幅に減らすことができます。
メリット5:モダンなフレームワークとの相性が良い
Vue.JS、Nuxt.JS、Reactを始めとするWebアプリケーションを構築するためのモダンフレームワークとの相性がよく、Firebase SDKを利用してスムーズにFirebaseを導入することができます。SDKとは、ツールのことを意味します。Webアプリケーションだけでなく、Flutterなどのモバイルフレームワークにも簡単に導入でき、幅広い開発現場でその機能を十分に利用できます。
Firebaseの料金プランとは?
Firebaseには、無料のプランと従量課金のプランの2つが存在します。ここでは2つのプランの料金設定や、利用可能な機能の違いなどにフォーカスを当てて説明します。
Spark
Sparkプランとは無料で利用できるプランです。機能ごとに制限があるものとないものが存在するので、このプランを利用する際には、アプリケーションの規模を想定した上で、無料の範囲内で利用できるかを検討する必要があります。例えば、Cloud Firestoreは、一日の書き込みが2万回、読み取りが5万回といった制限が存在します。制限を超えてしまうとデータの取得ができなくなるので、注意が必要です。
Flame
Flameプランとは現在、公式ページから削除されているプランです。月額25$で利用できたプランですが、現在は利用することができないプランのようです。削除理由については、公式ページでは言及されていません。
Blaze
Blazeプランとは、従量課金制のプランです。認証をした回数、データの取得回数などに応じて課金されていきます。Blazeプランを選択する前に、Googleが提供している大規模アプリの料金計算シミュレーターを利用し、許容範囲内であることを確認しましょう。また、アプリケーション側でのデータの取得方法などを工夫することで、料金を抑えることが可能になるので、このプランを利用する際は是非検討しましょう。
- システム
エンジニア - Firebaseには、さまざまなメリットがあるのですね。
- プロジェクト
マネージャー - そうですね。効率的に業務をこなせるので利用してみてはいかがでしょうか。
Firebaseを利用して業務の効率をアップさせよう!
いかがでしたでしょうか。Firebaseというプラットフォームを利用することで、圧倒的に業務の効率をアップすることができます。無料トライアルが存在するので、気になった方は是非利用してみてください。
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