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リーンスタートアップってなに?メリットと活用できるビジネスを紹介

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リーンスタートアップってなに?メリットと活用できるビジネスを紹介
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    リーンスタートアップには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

    プロジェクト
    マネージャー
    自分のアイディアをビジネスに取り入れることや、効率的な働き方を目指すことも可能です。

    リーンスタートアップとは


    リーンスタートアップとは、ビジネスモデルを形作る手法のひとつです。仮説を立てて短い期間に検証、評価、方向転換などを繰り返すことで、より良いモデルを作り上げます。1段階ずつ検証と評価を繰り返し、確実にクリアしてから次の段階へと進みます。仮説や企画を練り上げる初期段階だけではなく、実際にサービスを始めてからも検証や評価を繰り返すのが特徴です。

    ベンチャー企業との違い

    リーンスタートアップと似たイメージの言葉に、「ベンチャー」あるいは「ベンチャー企業」が存在します。両方とも新たにビジネスを始める企業を示す言葉のため、混乱する人も多いかもしれません。リーンスタートアップとベンチャーに明確な差は存在ないと言われています。

    トヨタと「リーン」の関係性

    日本の自動車メーカーとして知られるトヨタは、リーンスタートアップの成り立ちに深い関係を持つ企業です。リーンスタートアップの元である「リーン」は、トヨタ生産方式を基礎にした手法です。トヨタ式生産方式を元にした「リーン」と、新たなビジネスモデルである「スタートアップ」を組み合わせて生まれたのが、リーンスタートアップと言えるでしょう。

    リーンスタートアップに欠かせないフレームワーク


    リーンスタートアップでは1段階ずつ検証と評価を繰り返しながら、次の段階へと進み、より良いビジネスモデルを作り上げていきます。しかし、やみくもに検証と評価を繰り返しても良い結果を得ることはできません。そのため、リーンスタートアップを実践するためにフレームワークは欠かすことができません。リーンスタートアップにはいくつかのフレームワークがあるので、どのフレームワークをツールとするか検討する必要があります。

    MVP(Minimum Viable Product)

    MVPとはMinimum Viable Productの略のことで、必要最低限の機能を持たせた製品のことです。必要最低限の機能しか持たせないので、ユーザーからの意見に余分なものが混じらず、必要な意見だけに絞ってユーザーの声を吸い出すことができます。また、必要最低限の機能だけを持たせることから無駄なコストもかかりません。そのため、費用をかけずに、効率良く、仮説とその検証、評価、方向転換の判断をすることができます。

    リーンキャンバス

    リーンキャンバスとは、ビジネスモデルを9つの要素に分けて、それぞれの要素で検証や評価をするフレームワークです。リーンキャンバスで分ける9つの要素は、顧客セグメント(Customer Segments)、課題(Problem)、独自の価値提案(Unique Value Proposition)、ソリューション(Solution)、チャネル/販路(CH)、収益の流れ(Revenue Streams)、主要指標(Key Metrics)、コスト構造(Cost Structure)、圧倒的な優位性(Unfair Advantage)です。これらの要素をそれぞれ検証や評価を行うことで、企業や製品、サービスなどが持つ強みや課題などを洗い出して評価することができます。

    リーンスタートアップのメリット6つ


    リーンスタートアップにはいくつかのメリットが存在します。その中でもぜひ押さえておきたい6つのメリットについて紹介します。新しいビジネスモデルの開発や、生産効率性の向上など、リーンスタートアップならではのメリットが揃っています。より深くリーンスタートアップを理解するためにも、メリットをチェックしてみてください。

    1:新しいビジネスモデルを開発できる

    リーンスタートアップのメリットのひとつめは、新しいビジネスモデルへの挑戦や開発ができることです。理想のビジネスをいきなり始めるのではなく、仮説に基づいて検証と評価、さらには修正などを繰り返す手法は、新たなビジネスモデルの開発にもぴったりです。独自のアイディアを組み込んだビジネスを作り上げたいスタートアップ企業に向いたモデルと言えるでしょう。

    2:生産効率性を向上させる

    2つ目のメリットには、生産効率性のアップが挙げられます。正しくリーンスタートアップを理解して実行すれば、生産効率性の向上にもつながります。細かな起動修正を繰り返すことで、顧客が望むサービスをスムーズに提供できるでしょう。顧客に対してしっかりとしたサービスを継続的に提供し続けるためにも、生産効率性は欠かせない要素です。

    3:成果が早く出やすい

    3つ目のメリットには、成果が早く出やすいことが挙げられます。時間やコストを最小限に抑えられるのでダメージが少なく、短期間で成果が出やすいと言えます。また、リリースのたびに顧客からのフィードバックを得られるため、よりニーズに沿った商品開発がスピーディに行えます。

    4:無駄を排除できる

    4つ目に挙げられる、無駄の排除も大切なメリットです。最初から大きな計画を立て、それに沿ってサービスや事業を作り上げた場合、顧客のニーズに合わないと判断された場合にも起動修正が難しくなります。仮説を考えて検証を繰り返すモデルは一見すると手間にも見えるかもしれませんが、実は大幅な軌道修正にかかる無駄を排除するためにも役立ちます。

    5:組織管理を示せる

    5つめのメリットとしては組織管理が挙げられるでしょう。少人数で立ち上げる例が多いリーンスタートアップでは、仮説と検証、さらには起動修正を繰り返す過程を組織全体で意思統一しながら行います。ひとつのサービスや製品を作り上げるための意思統一を行い、組織管理を示しながら運営したい場合にもマッチするモデルと言えます。

    6:計測にコストがかからない

    6つ目のメリットとしては、時間だけでなくコストをかけずに計測できる点が挙げられます。通常は商品の開発までに時間やコストがかかりますが、リーンスタートアップの導入によってそれらを最小限に抑えることが可能です。リリース後は顧客のフィードバックをスピーディに拾い、よりよい商品開発に役立てましょう。

    リーンスタートアップの手法5ステップ


    リーンスタートアップでは1段階ずつ検証と評価を繰り返しながら、次の段階へと進んでいきます。そのため、リーンスタートアップには適切な流れがあり、段階を飛ばすことはできません。もし、その流れを守らなければ思うような効果が得られないということもあります。リーンスタートアップを導入して、正しい効果を得るためにも、リーンスタートアップの流れとその手法は事前に把握しておくようにしましょう。

    1:顧客ニーズの仮説を立てる

    企業か活動を始めるときや、新しい製品やサービスなどを開発する際には、まず顧客にニーズの仮説を立てる必要があります。特に、他にない活動や製品、サービスを新しくゼロから作り上げる場合は、全てを仮説として捉えることになります。そのため、初めに立てる顧客ニーズの仮説には曖昧な要素が多くなるでしょう。リーンスタートアップでは検証と評価を繰り返すことで、その顧客ニーズの仮説の精度を上げていくことも目的の1つとなります。

    2:ニーズを満たすアイディアを構築

    顧客ニーズの仮説を立てれば、次はどのような製品やサービスが顧客に求められているのか、その仮説から顧客ニーズを満たすアイディアを構築します。アイディアを構築することができれば、そのアイディアをもとにして製品やサービスを開発していきます。その際にはなるべく時間と費用のコストをかけないようにしないといけません。そのため、このときの製品やサービスの開発では、最低限の機能だけを持ったMVPが必要となります。

    3:顧客の反応を計測

    顧客ニーズの仮説からアイディアを構築できれば、そのアイディアをもとにしてMVPの開発を行います。MVPは必要最低限の機能しか持っていないので、無駄な要素を含まない、必要のある情報に絞られた顧客の声を吸い上げることが可能です。必要な情報だけを吸い上げることによって、正しくて効率の良い評価を行うことができます。もし、いろいろな機能を詰め込んでしまうと、必要ない要素が情報に多く含まれてしまい、正しい評価ができなくなってしまいます。

    4:反応の結果を学習

    MVPによって顧客の反応を確認することができれば、その評価を行って、顧客ニーズの仮説に誤りがあった部分を判断します。仮説に誤りがあれば、修正して再び仮説を立て直します。仮説を立て直し、再びアイディアを構築し直すことで、より良い活動や製品、サービスを作っていくことが可能です。また、評価した結果、これ以上の成功は難しいと判断することもでき、早期撤退の判断を下すことにも役立ちます。

    5:学習後に再構築

    評価によって立てた仮説に誤りがある部分を見つけることができれば、その誤りの部分を修正して、再びアイディアを構築し、測定と評価を行います。この構築から学習までを繰り返すことで、仮説の精度を上げて、活動や製品サービスなどをより良いものにしていくことが可能です。もし、途中でどうしてもうまくいかないとなった場合には、できるだけ早い段階で構築の段階まで戻り、やり直しすることで軌道修正を行うことができます。

    リーンスタートアップに活用できるビジネス6つ


    仮説と検証を繰り返すリーンスタートアップは、どのようなビジネスに利用できるのでしょうか。リーンスタートアップに活用できるビジネスを6つ紹介します。RPAやAI、セミオーダーメイド商品の開発に加えて、金融や労務サービスなど、リーンスタートアップを理解して使いこなすことで、新たなビジネスを発見できる可能性があります。

    1:RPA

    RPAは「Robotic Process Automation」の略称です。これまで手作業で行ってきた仕事をRPAによって自動化することで、より効率的に業務を進められます。圧倒的な作業スピードが特徴のRPAとリーンスタートアップを組み合わせれば、よりスムーズに業務を進めるためのビジネスを作りだすこともできるでしょう。

    2:AI

    コンピューターを利用するといった点ではRPAと似たAI(人工知能)も、リーンスタートアップに活用可能なビジネスとして挙げられるでしょう。AIはサイバーセキュリティ、教育、実店舗での利用といった幅広い分野に進出しています。アイディア次第で面白い使い方も見つけられるのがAIビジネスのメリットでもあります。

    3:セミオーダーメイドの商品開発

    顧客によって異なるニーズを捉え、セミオーダーで商品開発を行うビジネスでも、リーンスタートアップを活用できます。リーンスタートアップならではの仮説と検証、顧客からのフィードバックを活かし、ニーズにぴったりと合った満足度の高い商品の開発も行えます。ベースを作った上でのセミオーダーカスタマイズはさまざまな製品分野に対応できるでしょう。

    4:金融・労務サービス

    金融や労務をはじめとしたプロフェッショナルなビジネスも、リーンスタートアップにぴったりです。柔軟性が求められるビジネスにおいて顧客のニーズに合わせ、フィードバックを読み取りながらサービスの進化が可能な点はメリットと言えるでしょう。より高い品質を求めながら、それぞれの顧客のニーズにぴったりな満足するサービスを、リーンスタートアップによって提供できます。

    5:通販ビジネス

    ちょっとした流行や状況によって日々トレンドが異なる通販ビジネスも、リーンスタートアップに向いた分野です。仮説と検証、評価などのサイクルを繰り返す手法によって、その時の情勢にもっとも合ったサービスを提供できます。通販システムの改善なども細かく行えば、顧客の満足度を得ることができるでしょう。

    6:官能評価が必要な商品開発

    リーンスタートアップはさまざまなビジネスで活用できます。6つめのビジネスとしては、一般向けに作られた商品では満足できない層への商品開発や、官能評価が必要な商品の開発も挙げられます。個性を薄めたデザインは一般に受け入れられやすいものの、異なる商品やランクの高い商品への需要も存在します。ニーズに合わせて細かな調整と開発が行えるといった点でも、リーンスタートアップが活用できます。

    リーンスタートアップの活用事例5選


    リーンスタートアップはより良いビジネスモデルを作っていくことが可能です。実際にリーンスタートアップを導入して、活用している企業は多くあります。また、その企業の中には多くの人が行っているような有名企業も含まれています。これからリーンスタートアップの導入を検討しているのであれば、まずはどのような企業がリーンスタートアップを導入して、どのように活用したのかを把握しておきましょう。

    1:Instagram(インスタグラム)

    リーンスタートアップの有名な活用事例の1つとしてInstagramがあります。Instagramのユーザーは全世界にいて、インスタ映えという言葉が流行するほど日本でも大人気となりました。そのInstagramはもともとBurbnという位置情報アプリとしてリリースされています。しかし、思うようにユーザーが伸びなかったことから、Burbnは写真共有機能が人気ということに着目して、写真共有機能を主体にしたSNSへと方向転換を行いました。Instagramとしてリリースされてからも構築、評価、学習を繰り返して、ユーザーの求める機能が追加されていき、人気を高めていきました。

    2:Yahoo!

    Yahoo!ではアプリ開発でリーンスタートアップを導入しています。Yahoo!は完全にアプリとして出来上がったものを公開するのではなく、出来上がったアプリをまず公開してユーザーに使ってもらうようにしました。そして、アプリを利用したユーザーからの声を集めて、アプリをブラッシュアップしていくということを繰り返しました。ユーザーの意見を取り入れながらアプリを充実させていくことで、ユーザーの満足度を上げることができました。

    3:トヨタ

    リーンスタートアップはトヨタの生産方式に基づいています。トヨタは必要なときに、必要な量だけを生産するという状況に応じて対応する生産方式を採用しています。その無駄がなく、効率の良い生産方式は、事業やプロジェクトにも当てはめることが可能です。トヨタでは無駄のない生産方式を採用することで、在庫をできるだけ抱えない仕組みや、その方式をプロジェクト管理の手法に活かすようにして、チームの全体の情報を把握しやすくしたりなどしました。

    4:食べログ

    今では多くの人に認知され、ユーザーも多い食べログですが、最初はユーザーがお店に評価をつけるものではなく、グルメ情報誌のデータをもとにして情報を発信することが主体のサービスでした。当初はユーザーが増えず、運営が思うような結果を得ることができていませんでした。しかし、サイト内の改善要望の掲示板からユーザーの意見を吸い上げ、サービスを改善していったことで、今の形に徐々に近づいていき、それに伴って人気サービスとなっていきました。

    5:Dropbox

    Dropboxは電子ファイルの保存や同期、共有がオンライン上で行えるサービスを提供しています。MVPとして3分間のデモ動画をリリースしたことで、実際にサービスを利用したいと考える人達の集客に成功しました。Dropboxのデモ動画は、サービス提供前に見込み調査が行えることを証明した形です。それまでの登録ユーザー数は5,000人でしたが、デモ動画のリリース後は75,000人に増加しています。現在は6億人以上のユーザーを抱えるサービスへと成長しました。

    リーンスタートアップを活用するうえでの注意点5つ


    さまざまなビジネスにも活用できるリーンスタートアップは、実際に利用する上でどのような注意が必要なのでしょうか。リーンスタートアップの注意点を5つ紹介します。スムーズにサービスを構築していくためにも、ぜひチェックしてみてください。

    1:ツールを使うこと自体を目的としない

    リーンスタートアップは独自の考え方やサイクル、ツールなどが存在します。しかしツールを使うことだけが目的にならないように注意してください。ビジネスで役立つリーンスタートアップのサイクルもツールも、あくまで手法のひとつに過ぎません。ツールをしっかりと理解できなければ、使いこなすことも難しいでしょう。リーンスタートアップというツールを使うこと自体にこだわらないことをおすすめします。

    2:本質を理解すること

    まずはリーンスタートアップの本質を理解することが、有効利用へと繋がります。リーンスタートアップ自体は画期的な考え方であっても、目指すビジネスモデルとは方向性が異なる可能性もあります。リーンスタートアップが活用できるビジネス分野があるように、向いていない分野も存在するでしょう。仮説と検証、方向転換などを小さく繰り返すモデルにおいて、何が本質なのかを突き詰めてみてください。

    3:リーンに対する相手との考え方の相違

    一緒に仕事を進めていく相手とは、リーンスタートアップについての考え方を話し合っておきましょう。アイディアをまとめ、仮説としてスタートするリーンスタートアップですが、どんな些細なアイディアでもとにかく実行に移せばいいというものでもありません。部署内や上司、チームメンバーとのリーンに対する考え方を統一しておくことで、より効率的にリーンスタートアップのプロセスを進めることができます。

    4:目的がずれないようにする

    リーンスタートアップの目的は、顧客のニーズに応えるために新たなビジネスモデルを構築することです。試行錯誤を重ねる中で、リーンスタートアップが上手く進まないこともあるでしょう。しかし、どのような時でもリーンスタートアップを活用する目的を見失わないように注意が必要です。リーンスタートアップは繰り返しの作業にはなりますが、再構築の際にはチームメンバーと目的を今一度確認するようにしましょう。

    5:仮説が外れた時にもきちんと対処する

    時には、試行錯誤を重ねる上で仮説が外れることもあることでしょう。しかし、仮説が外れた時にもゴールに向けてきちんと対処することが大切です。リーンスタートアップは、作成した仮説をとりあえず試せば良いというものではありません。短期間で急成長を狙う場合は、効率良く仮説検証を行って損失を最小限に抑えるように努力しましょう。

    リーンスタートアップが時代遅れと言われる理由4つ


    最近では、新たなビジネスモデルを構築する上でリーンスタートアップを活用することが時代遅れだとも言われています。しかし、リーンスタートアップの活用で成功した企業も少なくないのが現状です。ここでは、リーンスタートアップが時代遅れと言われる理由を4つ解説します。

    1:ピボットが逆効果になってしまう

    リーンスタートアップの活用が時代遅れと言われる理由のひとつめは、ピボットが逆効果になってしまうことです。リーンスタートアップでは、試行錯誤を重ねるプロセスで目的からずれたり仮説が外れたりする可能性もあります。このまま進めても上手くいかないと判断した場合は、ピボットを行うのも手段のひとつです。しかし、時代の流れとともに多様化する顧客のニーズに合わないピボットは、結果的に信頼を失うことになりかねません。

    2:SNSの普及によるスピード感の変化

    スタートアップの活用が時代遅れと言われる理由の2つ目は、SNSの普及によるスピード感の変化です。最近では、顧客の口コミがTwitterやFacebookなどのSNSで共有されることも少なくありません。これまでは仮説検証のために特定の顧客に対するアプローチも行えましたが、SNSでネガティブな口コミが広まってしまうと対処が追いつかない事態に発展してしまいます。これからスタートアップの導入を検討している場合は、SNSによる口コミを意識して進めていきましょう。

    3:顧客の要望が多様化している

    スタートアップの活用が時代遅れと言われる理由の3つ目は、時代の流れとともに顧客のニーズが多様化していることです。試作品の段階でリリースしても、顧客は完成された商品として認識してしまいます。ネガティブな口コミがSNSで広がってしまうと、競合他社に感づかれて改良を施した商品を先にリリースされる可能性もあります。顧客のニーズすべてに応えることは難しいですが、最初から完成度が高い商品作りを心がけましょう。

    4:テクノロジーを重視する傾向が強まった

    スタートアップの活用が時代遅れと言われる理由の4つ目は、テクノロジーを重視する傾向が強まったことにあります。リーンスタートアップは、コストをかけずに最低限のプロセスで試作品となる商品やサービスを作り上げることです。しかし、コスト削減ばかり重視していては、テクノロジーを活用できずに完成度の低いものになってしまいます。

    システム
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    リーンスタートアップでは、さまざまなビジネス展開が可能になりそうですね。

    プロジェクト
    マネージャー
    そうですね。自分のやりたいことや新しい働き方を目指す人に向いているはずです。

    リーンスタートアップの活用法を理解しよう


    リーンスタートアップの活用について理解すれば、さまざまなビジネス分野に利用できます。仮説や検証を繰り返すプロセスを把握して無駄を省き、ニーズに合ったサービスや製品を作り上げることができるでしょう。複数の相手とリーンスタートアップを行う場合は、考え方をあらかじめ擦り合わせながら、より効率の良い利用を目指しましょう。

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