.net core 3.1とは?インストールする方法や開発環境について紹介します!

- システム
エンジニア - .net core 3.1のことについて、お尋ねしたいのですが。
- プロジェクト
マネージャー - .net core 3.1ですね。それでは、.net core 3.1についてインストールの方法などについて解説いたしましょう。
.net core 3.1とは?
.net core3.1とは、Microsoftが開発を主導している.NET実装の1つです。オープンソースで開発環境も無償で提供されています。
Microsoft .NET FrameworkがWindowsのみで動作するのに対して、.net coreと書かれているものはMacやLinuxでも動作するクロスプラットフォームである点が異なります。この2つは統合され、.net5に移行し、2021年には.Net6のリリースが予定されています。
.net5に移行した方が良い?
.net core 3.1は.net coreの最後のナンバリングです。しかし長期サポート(LTS)の関係ですぐさま.net5に移行せず、.net6を待つ開発者もいるようです。
また開発者によれば移行は2.2からのバージョンに比べればそれほど変更はないと言う人もいますが、Microsoftによると.net core 3.1から.net5への移行は大幅な変更が行われているケースもあると言われています。
そもそも長期サポート(LTS)とは?
LTSとはLong Term Supportの略字です。この期間に不具合があった場合バグ修正などなんらかの保証を行うことが約束されています。
.net core 3.1は3年間にわたって Microsoft のサポートを受けることができます。2019年にリリースされたので2022年までは長期サポート(LTS)を受けることができます。
Microsoftの発表では偶数ナンバーのバージョンのみにLTSを保証することになっているため、.net5に移行しないで.net6を待つ人もいます。(これは現段階の予定なので変更になる場合もあります)
.net core 3.1の開発環境について
サポートされているプログラミング言語は、C#、F#、Visual basicの3つです。
IDE(統合開発環境)はおなじみのVisual StudioやVisual Studio for Macがあります。Linux環境ではVisual Studio Codeを使う人が多いでしょう。
無料かつオープンソースでさまざまな拡張機能を使用することができます。LinuxだけではなくWindowsやmacOSでも動作します。
他にはGitHub Codespacesがありますが、現在はベータ版です。こちらはオンラインで動くVisualStudio Codeのようなものです。いずれも無料でダウンロードすることができます。
C#とは?
C# はオブジェクト指向のプログラミング言語です。
C言語をルーツとしており、オブジェクト指向プログラミングのいいとこ取りをしたような言語です。C++を使用するプログラマーは多いため文献も多く学習する書籍には事欠きません。
どの言語にも利点はありますが、言語についての事情をよくわかっていないノンプログラマでも名前を知っている言語なので就職活動でアピールするには無難な言語ともいえます。
F#とは?
F# 言語は聞き慣れない言語だと思いますが、F#はOCamlやHaskel の影響を受けつつ2010年あたりにMicrosoftが開発した言語です。関数型、オブジェクト指向、および命令型のプログラミングモデルをサポートした言語です。
コード量が少なく保守性に優れており実行速度が速いとされ、金融系企業や研究機関、機械学習研究者やモバイルアプリ開発者などで採用されているところもあるようです。高精度の計算処理に対応し、非同期処理が書きやすいと評判です。
Visual Basic(VB)とは?
これも知らない人もいるかも知れませんが、VBAといえば馴染みが深いでしょうか。VBAはVisual Basicの派生言語です。
Visual Basicの構文は通常の人間の言語に近くすることをコンセプトとしています。 大きい変革を伴うアップデートが少ないので安定しているとも言えるでしょう。
Webアプリではサポートされていない代わりにWeb APIではサポートされているのでWebアプリケーションや携帯アプリも制作できます。
.net core 3.1をインストールする方法
.net core 3.1をインストールの手順は様々です。
Windowsでインストールする場合は簡単ですが、Linuxを使っているサーバエンジニアなどがVisual StudioCodeを使用する場合は独自のインストーラーが存在しないため、一見インストールが難しいように見えます。ですが、手順を踏めば簡単にインストールできます。
VisualStudioを使ってインストールする方法
VisualStudioを既に持っている場合は、各バージョンをVisualStudio上でインストールすることができます。
1、Visual Studio を開きます。
2、[ヘルプ] > [Microsoft Visual Studio のバージョン情報] を選択します。
3、[バージョン情報] ダイアログでバージョン番号を確認し、.net core 3.1を選択します。
基本的には新しいSDKをインストールしますが、開発状況によってはバージョンを合わせましょう。これでSDKとランタイムをインストールする事が可能です。
VisualStudio自体はこちらでダウンロード可能です。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/
Macの場合はVisualStudioForMacをダウンロードする必要があります。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/mac/
※ 同時期にリリースされたVisualStudio 2019を入手すると既存で.net core3.1がインストールされます。そのため、既にインストールされているケースもあります。
VisualStudio Codeで.net core 3.1の開発する方法
WindowsやMacではVisualStudioが手軽に使用できますが、Linux環境ではVisualStudio Codeを使用している方が多いでしょう。
Visual Studio Codeもソース コード エディターです。 こちらは様々な拡張機能を使用できます。Visual Studioではインストーラーが内蔵されていますが、こちらでは手動でSDKをダウンロードする必要があります。拡張機能を使って設定しましょう。
Linuxだけではなく、Windows、Macにも対応しています。
.net core 3.1を手動でインストールする方法
VisualStudio Codeはこちらからダウンロード可能です。
https://code.visualstudio.com/Download
この場合は手動で.net core 3.1をインストールします。
https://dotnet.microsoft.com/download/dotnet-core
こちらのサイトから.net core 3.1を選択します。既に開発しているコードを修正する場合などは同じバージョンに合わせてSDKをダウンロードし、そうでない場合は最新バージョンをダウンロードしましょう。
installerのダウンロードが完了したらインストールします。
次に C# 拡張機能をインストールします。
こちらからインストールできます。
(Visual Studio Codeのマーケットプレースです)
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-dotnettools.csharp
これでVisualStudio Codeでも.net core 3.1の開発が可能です。
- システム
エンジニア - なるほど。教えていただいたやり方で.net core3.1をインストールしてみます。
- プロジェクト
マネージャー - ご紹介した方法で一度試してみてください。
まとめ
.net core3.1は現時点ではLTSが保証されている.NET実装のひとつです。開発環境は無料で提供されています。
インストールはWindowsやMacではVisualStudioが使えますが、拡張機能を使いたい人やLinuxを使う人はVisualStudio Codeを使用して開発することが可能です。
.net5がリリースされていますが、LTSの保証される予定の.net6を待ってしばらくは.net core3.1を使用する場合はこちらの記事のインストール方法などを参考に開発環境を整えてみてください。
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