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SQL Server 2017でデータベースユーザーを作成する方法

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SQL Server 2017でデータベースユーザーを作成する方法
この記事でわかること
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    プロジェクトを管理する立場になってくると、開発するだけでなく、ユーザー管理といったスキルも必要となってくることもあります。特にデータベースなどのリソースは、多くの人が利用するミドルウェアです。すべてにアクセスできるユーザーはもちろん必要ですが、アクセスできるデータベースを制限した適切なユーザーを作成することも必要です。SQL Server 2017を題材にして、ユーザーを作成する方法を確認していきましょう。

    システム
    エンジニア
    先輩から、来週からプロジェクトに参加するメンバーのためにデータベースにアクセスできるユーザーを作成しておいてって言われたのですが、どうやって作成したらいいのでしょうか?
    プロジェクト
    マネージャー
    SQL Serverは比較的簡単にユーザーは作成できます。ここで一緒に作成方法を確認していきましょう。

    ユーザーの種類について

    SQL Serverには大きく分けて2種類のユーザーが存在しています。

      1. ログインするユーザー

    SQL Server(インスタンス)へログインする際に使用するユーザーとなります。

      1. データベースを利用するユーザー

    こちらはデータベース毎に作成するユーザーとなります。

    上記2つを活用してユーザー作成、管理を行っていきます。具体的な作成方法は次章を確認していきましょう。

    SSMSを使ったユーザー作成

    T-SQLでもユーザーは作成できますが、SSMSで作成する方が簡単にできますので、ここではSSMSを使用して作成する方法を紹介します。

      1. まずSQL Severに対してログインを行う新規のログインユーザーを作成します。

    セキュリティフォルダを展開させ、ログインフォルダまで展開させます。右クリックを行い、「新しいログイン」をクリックします。
    ユーザーの作成

      1. ログイン名は任意で設定します。他のデータベースに影響を与えないように認証はSQL Severにしましょう。パスワードも当然ですが任意で大丈夫です。

    あと、パスワードポリシーは外しておきましょう。既定のデータベースはあれば設定してください。
    情報の入力

      1. 次はデータベースに対して、上記で作成したログインユーザーを紐づけます。既定のデータベースで設定したデータベースを展開し、セキュリティ→ユーザーを展開し、右クリックで「新しいユーザー」をクリックします。

    ユーザーの紐づけ

      1. ログイン名のところで参照ボタンをクリックします。

    参照ボタン1

      1. 参照ボタンを続けてクリックします。

    参照ボタン2

      1. さきほど追加したログインユーザーにチェックを入れましょう。

    ユーザーにチェック

      1. OKボタンをクリックします。

    OK

      1. ユーザー名も同時に設定します。今回は「test」を設定してますが、任意で大丈夫です。

    ユーザー名の設定

      1. メンバーシッププロパティを選択します。以下のロールメンバーにチェックを設定します。

    メンバーシッププロパティ

      1. SSMSにログインできるかを確認します。今回ですとDB_TOKYOにのみログインできればOKです。

    ログイン実行

    DB_TESTにアクセスしてみますと、以下のメッセージが表示されデータベースにアクセスできませんでした。
    アクセス制限

    システム
    エンジニア
    これで来週からプロジェクトに参加される方のユーザーIDを作成できそうです。不要なデータベースへのアクセスを制限できるのは、使用される方も安心ですよね。
    プロジェクト
    マネージャー
    そうですね。システム開発にはヒューマンエラーはつきものです。アクセス権限を設けたりして、少しでもそういった事象を減らすことはとても重要なことですよ。

    データベースのユーザー作成を有効に活用しましょう

    アプリケーション開発を行う現場でしたら、データベースは必要不可欠なミドルウェアでしょう。アクセスできる人数が多ければ多いほど、ユーザー管理は徹底しておきたいところです。SQL Serverでは上記で説明した通り、比較的簡単に新規でユーザーを作成できます。saユーザーだけで作業を行うのではなく、適切なユーザーを作成してデータベース管理は行っていきましょう。

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