MySQL Workbenchとは?MySQL Workbenchのインストール方法・文字化け対策

- システム
エンジニア - MySQL Workbenchのことを教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - MySQL Workbenchとはデータベースの設計・作成・管理が行えるビジュアルツールです。詳しく紹介します。
MySQL Workbenchとは?
MySQL Workbenchは、Oracle社が開発しているMySQLでデータベースの設計、作成、管理が行える統合ビジュアルツールです。MySQLで使えるGUIな管理ツールを探している方は、ぜひ利用してください。
次からMySQL Workbenchの概要について紹介します。
MySQL Workbenchは無料
MySQL Workbenchは、オープンソースのデータベース管理ツールのMySQLにバンドルされていたGUIツールをベースにOracle社が開発を引き継いでいる無料で利用できる管理ツールです。
なおOracle社で開発しているMySQLには有償版と無料版があり、無料版はMySQL Community (GPL) です。そしてMySQL Workbenchは、無料版のMySQL Community (GPL) でも利用できます。
ただしMySQLと互換性のあるmariadbはMySQL Workbenchで利用できない点に注意してください。
MySQL Workbenchの特徴
MySQL Workbenchの特徴は、データベースの設計、開発、管理をビジュアルに行える点です。
MySQL Workbenchを使えばデータベースの設計で用いるER図を新規作成でき、既存のデータベースからのER図生成も対応しています。またカラーハイライト表示や自動補完機能を備えたSQLエディタを備えており、SQLの開発にも利用可能です。
さらにデータベースのバックアップやリカバリなどの管理作業もGUI環境で実行できます。ほかにもデータベースのパフォーマンスを可視化する機能も備えているので、高い負荷の原因となるSQLのデバックなどにも活用できます。
MySQL WorkbenchはMySQL専用?
MySQL WorkbenchはOracle社のMySQL専用の統合ビジュアルツールのため、そのままではMySQLと互換性のあるmariadbや同じOracles社のOracle Databaseの管理などに利用できません。それぞれに合った管理ツールの利用を検討してください。
ただし仮想MySQLエンドポイントを作成すれば、Oracleやmariadbの管理にも利用可能です。なお、そのためには仮想MySQLエンドポイント専用のドライバーなどが必要となるので、利用したい環境に合わせて検討してください。
MySQL Workbenchのインストール方法
MySQL Workbenchは、Oracle社のダウンロードサイトからインストーラを入手すれば誰でもパソコンなどにインストールできます。ただし利用するためにはMySQLに接続するための設定が必要です。
次からMySQL Workbenchのインストール方法について解説します。
Oracleのサイトからダウンロードする
MySQL Workbenchのインストーラは、Oracle社のダウンロードサイトから入手してください。
このダウンロードサイトは、Oracle社のMySQL Workbenchを紹介するWebページの「ダウンロードはこちら」ボタンを押すと表示されます。
なお、OSを選択してダウンロードボタンを押すと、ログインまたはサインアップを求められます。アカウントを作成しなくても画面の下の方にある「いいえ、ダウンロードを開始してください。」をクリックすることでダウンロードが開始します。
インストーラを実行する
インストーラをダウンロードしたら、パソコンのOSに合わせてインストールを実行してください。
例えばWindows用のインストーラをダウンロードしたのなら、それはMSIファイルです。これをダブルクリックするとインストールが開始します。またmacOS用のインストーラはDMGパッケージなので、これもダブルクリックでインストール可能です。
ただしLinux版をインストールする場合は、Red Hat系のRPMパッケージとDebian系のDEBパッケージが用意されているので、それぞれのインストールコマンドを利用してください。
MySQLサーバーへの接続
MySQL Workbenchのインストールが完了すると自動的に起動します。しかし、まだMySQLサーバーに接続していないので操作できません。もし操作しているパソコンでMySQLサーバーが実行されているのなら、それに接続して動作確認しましょう。
MySQLサーバーへ接続するには、MySQL Workbenchの画面左上に接続可能なMySQLサーバーのアイコンが表示されているのでこれをクリックし、表示されたダイアログでログインします。そしてログインに成功するとSQLエディタが表示されます。
MySQL Workbenchの文字化け対策
先ほどMySQL Workbenchのインストール手順を紹介しましたが、デフォルトでは日本語に対応していません。そのため日本語を含むデータを表示すると文字化けします。
MySQL Workbenchで日本語のデータが表示するなら、表示に使われるフォントを英語から日本に変更してください。
次からフォントの変更手順について紹介します。
表示に使うフォントの変更
MySQL Workbenchの表示に使うフォントは、メニューの「Edit」のプルダウンメニューから「Prefarance」をクリックし、表示された設定画面の「Appearance」で切り替え、その画面の「Configure Fonts For」メニューで変更します。
デフォルトは英語フォントなので日本語のデータを表示する文字化けします。そして「Configure Fonts For」のメニューを「Japanese」に変更することで日本語の表示が可能です。
メニューを日本語にするには
残念ながらMySQL Workbenchには、メニューを日本語に切り替える機能がありません。そのため先ほどのフォントを切り替えるようにメニューを日本語に表示に切り替えできないので注意してください。
ただし、メニューの文字はテキストファイルに記述されています。そのファイルに書かれたメニューの文字を英語から日本語に書き換えれば日本語のメニューでMySQL Workbenchを利用できます。
MySQL Workbenchのメニュー定義ファイル
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C:\Program Files\MySQL\MySQL Workbench 6.3 CE\data\main_menu.xml
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メニューを日本語にした例
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4
5
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<value type="string" key="caption">_File</value>
↓
<value type="string" key="caption">ファイル</value>
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メニューの日本語化を開設したWebページもあるので、もしどうしても日本語メニューを利用したい場合は、そのような記事を参考にして挑戦してください。
リモート接続でMySQL Workbenchを利用するには
ネットワークに接続したサーバーで稼働しているMySQLをMySQL Workbenchを使いリモートで管理するには、ネットワーク経由でMySQLサーバーに接続する設定します。
次からリモート接続でMySQLサーバーに接続する手順を説明します。
新しい接続を作るには
新しい接続を作るには、MySQL Workbenchを起動してすぐの画面に表示された+のアイコンをクリックしてください。「Setup New Connection」画面が表示されるので、この画面にMySQLサーバーへの接続に必要な情報を記述します。
なお接続するMySQLサーバーが外部からの接続に対応しているかを事前にチェックしておいてください。また、ネットワークを介してMySQLに接続するには、サーバーのIPアドレスの他にポート番号も必要です。これも事前にチェックしておきましょう。
クラウドに接続するならSSLの設定も
もしMySQL Workbenchで接続するMySQLサーバーがAWSなどのクラウドで運用している場合は、データを安全に送受信するためにSSLに暗号化が必要です。
クラウドに設置したMySQLサーバーに接続する場合は、「Setup New Connection」画面のSSLタグで表示を切り替えて、SSL接続に必要な設定も登録してください。
なおSSLの画面では3つのファイルを登録できますが、SSL Key Fileだけが必須で他は無くても問題ありません。
- システム
エンジニア - MySQL Workbenchの特徴やインストール方法などがわかりました。
- プロジェクト
マネージャー - 紹介した方法などを参考に、実際にMySQL Workbenchを使ってみましょう。
MySQLを使うならMySQL Workbenchを
これまで説明したようにMySQL Workbenchは、MySQLを使ったデータベースで開発や管理を便利にするデータベースの統合ビジュアルツールです。
同じパソコンにインストールしたMySQLを利用した設計や開発の他、クラウド上のMySQLサーバーの管理にも使えます。MySQLを使うなら、ぜひMySQL Workbenchを活用してください。
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