Azure Load Balancerを解説。機能や作成の方法とは?

Azureの負荷分散の仕組みとして、「Azure Load Balancer」というサービスがあります。Azure Load Balancerはクラウドで提供されるロードバランサーです。
当記事では、Azure Load Balancerの機能や作成方法を解説していきます。
- システム
エンジニア - Azure Load Balancerとは、どのようなサービスなのですか?
- プロジェクト
マネージャー - マイクロソフト社のクラウドサービスであるAzureで提供されるロードバランサーです。複雑な設定を必要とせずに、負荷分散の環境構築を行うことができます。
Azure Load Balancerが提供する2種類のロードバランサー
Azure Load Balancerは、OSIモデルのレイヤー4で動作します。クライアントにとって単一の接続点です。
処理の流れとしては、構成された負荷分配規則と正常性プローブに従い、フロントエンドに到着したインバウンドフローをバックエンドプールのインスタンスに分配します。
なお、バックエンドプールのインスタンスには、Azure Virtual Machines、もしくは仮想マシン スケールセット内のインスタンスが使用可能です。
また、Azure Load Balancerには2種類のロードバランサーが存在します。
◆パブリックロードバランサー
プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換することで、仮想ネットワーク内の仮想マシンにアウトバウンド接続することができます。
インターネットトラフィックを仮想マシンに負荷分散する目的で使用されます。
◆内部ロードバランサー
フロントエンドでプライベートIPが必要な場合に、仮想ネットワーク内での負荷分散を目的として使用されます。
Azure Load Balancerの機能、使用して実現できることを以下でまとめました。
- ●アプリケーションの負荷分散の合理化
- ●アプリケーションの高可用性と堅牢性なパフォーマンス
- ●内部ロードバランサーを使用した多層なハイブリッドアプリケーション
- ●Azure Monitorを通じて多次元メトリックを提供
- ●ネットワークのセキュリティ保護
- ●IPv6使用でリーチを拡大
Azure Load Balancerの料金プラン
Azure Load Balancerの料金について解説します。
Azure Load Balancerには、Basic Load BalancerとStandard Load Balancerの2つのプランがあります。Basic Load Balancerは無料で使用可能、Standard Load Balancerは使用量に応じて料金が発生する従量課金制になっています。
料金の詳細は、公式ページをご確認ください。
Azure Load Balancerでリソースを作成する方法
今回は、内部ロードバランサーを作成していきます。
まず、Azureポータルにログインします。
「すべてのサービス」→「ネットワーキング」→「ロードバランサー」の順に選択してください。
「追加」を選択して、「ロードバランサーの作成」で必要項目を入力します。
リソースグループ:リスト内から選択(項目がない場合は、先にリソースグループを作成)
名前:ロードバランサーの名前を任意で入力
種類:内部
SKU:無料で使用ができるBasicを選択
仮想ネットワーク:リスト内から選択(項目がない場合は、先に仮想ネットワークを作成)
IPアドレスの割り当て:動的
以上の入力ができたら「確認および作成」をクリックし、次に「検証に成功しました」と表示されたら「作成」を選択します。
ロードバランサーのデプロイが完了しました。
負荷分散規則やバックエンドプールなどの各種設定は、「リソースに移動」を選択した後に遷移した画面から設定が可能です。
ここから色々な操作を試してみてください。
- システム
エンジニア - Azure Load Balancerを使えば、負荷分散の構築がいとも簡単にできるのですね。
- プロジェクト
マネージャー - 一般的にロードバランサーの設定は複雑だと認知されていますが、Azure Load Balancerでは誰でも簡単に行うことができます。非常に便利なサービスですね。
Azure Load Balancerで効率良く負荷分散の環境を実現
Azure Load Balancerを使用することで、簡単にアプリケーションのスケーリングや、高可用性のサービスを作成することができます。Azureユーザーであれば、負荷分散の環境構築に使用しない手はないので、ぜひAzure Load Balancerを活用していきましょう。
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