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azureの仮想マシンを作成する手順やポイント|作成画面と管理画面の見方は?

  • クラウド
公開日時:   更新日時:
azureの仮想マシンを作成する手順やポイント|作成画面と管理画面の見方は?
この記事でわかること
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    システム
    エンジニア
    「仮想マシン」って単語はクラウドサービスを利用するとよく聞きますけど、どういったものなのでしょうか?
    プロジェクト
    マネージャー
    Azureを利用してアプリケーションの開発・運用などを模索しているのなら、仮想マシンについての理解は必要不可欠ですね。まずは、仮想マシンについて一緒に確認していきましょう。

    仮想マシンとは何か


    仮想マシンを一言で表すと、「仮想的に作り出されたハードウェア」となります。1台の物理サーバーがあるとして、その物理サーバーに対して複数の仮想サーバーを作り出し、稼働させることができるのが仮想マシンです。
    通常の物理サーバーの稼働だけでは、メモリやCPUなどのリソースが有り余っています。この余剰リソースを有効活用できるのが仮想マシンです。

    また、仮想マシンを学ぶ上で理解が必要なのは、ホストOSとゲストOSの考え方です。ホストOSとは、土台となる物理サーバーのOSのことを指します。ゲストOSは仮想マシンにインストールされたOSのことを指します。
    ホストOSをWindowsサーバーにし、ゲストOSにLinuxをそれぞれインストールして運用するといったことも可能です。

    Azureの仮想マシンの料金体系について


    Azureは基本的に、毎月支払いが発生するサブスクリプションサービスです。多くは企業向けのサービスとして提供されています。また、仮想マシンの種類は豊富に揃えられています。

    下記の公式サイトより仮想マシン利用のシミュレーションをしてみると良いでしょう。
    https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/virtual-machines/windows/

    以下の画像は、シミュレーションツールにて仮想マシン1台、インスタンスはB1S、リージョンは東日本、OSはWindowsとして計算した結果です。

    シミュレーション条件1

    シミュレーション条件2

    シミュレーション結果

    azureの仮想マシンを作成する手順3つ


    azureでWindowsの仮想マシンを作成する場合、まずはazureのアカウントを作成する必要があります。ここではazureの仮想マシンを作成する手順3つをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

    1:azureアカウントを作成する

    azureを利用する場合にはazureのアカウントを作成する必要があります。azureサブスクリプションを持っていない場合は、先に無料のアカウントを作成するようにしましょう。

    2:Azureの管理用ポータルサイトへサインインする

    azureの仮想マシンや関連リソースは、azureの管理用ポータルサイトであるAzure Portalによって作成することができます。azureアカウントを作成したら、Azure Portalへサインインしましょう。

    3:ポータル画面から仮想マシンを構築するサービスを選ぶ

    Azure Portalにサインインしたら、検索欄で「virtual machines」を入力して「サービス」から「仮想マシン」を選びましょう。また、仮想マシンページで「仮想マシン」を追加し、「基本」タブの「Project details」でサブスクリプションを確認してから、新規作成を行います。

    azureで仮想マシンを作成する際に把握すべきこと3つ


    azureで仮想マシンを作成する場合、事前に確認しておくべきいくつかのチェックポイントがあります。ここではazureで仮想マシンを作成する際に把握すべきこと3つをご紹介していきますので、参考にしてみてください。

    1:仮想ネットワークの設定方法

    仮想ネットワークもAzure Portalで設定することが可能です。azureではユーザーごとに独立したプライベート空間で仮想ネットワークを設定でき、仮想ネットワークを直接接続しなければIPアドレスも重複しません。

    仮想ネットワークを設定する場合は、2つの仮想マシンをデプロイしましょう。仮想マシン間で通信を行い、インターネットから仮想マシンに接続を行うことになります。

    2:管理ディスクの容量と種類の組み合わせを考える

    azureの仮想マシンの料金は、選択した管理ディスクの容量と種類によって決まります。管理ディスクは「Standard HDD」「Standard SSD」「Premium SSD」「Ultra SSD」の4種類から選ぶことができ、高性能な管理ディスクと大きなディスクサイズを選ぶほどに高くなります。

    3:SLAの定義について

    SLAとは「Service Level Agreement」を略した言葉で、サービス提供者とユーザーの間で結ばれるサービスレベルに関するサービス品質を保証するものです。azureではすべてのサービスでSLAを定義していることから、サービスの可用性などが保証されています。

    仮想マシンの作成画面と管理画面の見方


    azureで仮想マシンを作成する場合、作成画面や管理画面をどのように見ればよいのかあらかじめ知っておくのがおすすめです。ここでは仮想マシンの作成画面と管理画面の見方についてご紹介していきます。

    作成画面の見方

    Azure Portalで仮想マシンを作成する場合、仮想マシンを作成する「場所」や「サイズ」などを決める必要があります。ここでは、まずはazureの作成画面の見方について解説します。

    「場所」とは?

    azureは世界中にデータセンターを保有しており、それらは地域的なリージョンでグループ化されています。そのため、ユーザーは目的に合わせて利用するサービスのリージョン(場所)を選択することができます。

    「サイズ・VMサイズ」とは?

    azureの仮想マシンを作成する際には「サイズ」を選択することになります。特にこだわりがなければ「Standard_DS1_v2」に設定しておくと良いでしょう。

    また、仮想マシンを稼働してからサイズを変えたい場合、サイズを変更することによってスケールアップやスケールダウンすることが可能です。

    管理画面の見方

    azureの管理画面では、azureが提供しているすべてのサービスやリソースにアクセスすることができます。仮想マシンを作成することができ、作成した後の仮想マシンも管理画面に表示されることになります。

    azureで仮想マシンを作成するときの注意点


    azureでリソースグループを作成し、削除してまた同じリソースグループ名で新規作成を行う場合、仮想マシンの作成が遅くなるケースがあります。そのため、削除と新規作成を繰り返す場合には異なるリソースグループ名で新規作成を行うようにしましょう。

    また、コア制限によって仮想マシンのサイズが制限されており、使いたいサイズが選べないケースがある点には注意しましょう。

    システム
    エンジニア
    Azureには仮想マシンのタイプがたくさんあるのですね。どれにしようか迷いますね。
    プロジェクト
    マネージャー
    Azureには導入する前に検討できるツールが揃えられています。導入するべき仮想マシンを見つけて各自シミュレーションをしてみましょう。

    仮想マシンについての理解はクラウドエンジニアの必須知識


    AzureやAWSに代表されるクラウドサービスの存在感が近年ますます増加してきています。多くの企業が本格的にクラウドサービスの導入を実施・検討している以上、ここで紹介した仮想マシンについての理解は必要不可欠となってきました。今よりもワンランク上のエンジニアになるためにも、改めて仮想マシンについて学習する機会を設けてみてはいかがでしょうか。

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