.NET開発者のためのブログメディア
ASP.NETのGridViewコントロールでソースを表示する
ASP.NETはVisual Studioで開発できるWebアプリのフレームワークです。ここで総務担当者が社内システムをWebで使用する場面を想定してください。その際に担当者は、きっと従業員の検索画面を使用するでしょう。そして検索した結果を一覧で表示し、データを確認すると思います。この一覧で結果を出力する際に使用するのが、今回紹介するGridViewです。ASP.NETでWebアプリを開発するならば、GridViewは避けては通れない箇所ですので、ここで使用方法などを確認していきましょう。
- SE
- Webアプリ開発中なのですが、先輩から託された仕様書に結果を一覧で出力するよう記載されています。これってどうやってコーディングしていけば良いのでしょうか?
- PL
- 何も難しいことはないですよ。GridViewを使用するようにしましょう!
目次
GridViewコントロールの機能
GridViewを使う場面は主にデータを検索し、検索した結果を画面に表示させたい場合だと思います。ユーザーからしたらほしい情報が一番反映されているところでもありますので開発者としては、GridViewは使いこなしたいところです。
以下、主のGridViewの代表的な機能です。
プロパティ | AllowPaging | ページング機能が有効かどうかを示す値を取得または設定します |
プロパティ | AutoGenerateColumns | データソース内の各フィールドについてバインドされたフィールドが自動作成されるかどうかを示す値を取得または設定します |
プロパティ | ShowHeader | コントロールにヘッダー行を表示するかどうかを示す値を取得または設定します |
プロパティ | BaseDataBoundControl.DataSource | データバインドコントロールがデータ項目一覧を取得する際の取得元となるオブジェクトを取得または設定します |
メソッド | DataBind | データソースを GridView コントロールにバインドします |
GridViewの表示例を確認
Visual Studio Community 2017でサンプルプログラムを作成しました。バックエンドはC#でコーディングしています。ご参考ください。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
|
<%@ Page Language="C#" AutoEventWireup="true" CodeBehind="WebForm1.aspx.cs" Inherits="WebApplication18.WebForm1" %>
<!DOCTYPE html>
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head runat="server">
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"/>
<title></title>
</head>
<body>
<form id="form1" runat="server">
<asp:Button ID="btnFind" runat="server" Text="検索" hidefocus="true" OnClick="btnFind_Click" TabIndex="1"/>
<asp:GridView id="gv" runat="server" AllowPaging="false" AutoGenerateColumns="false" ShowHeader="true" Visible="true" ShowFooter="false">
<Columns>
<asp:TemplateField>
<HeaderTemplate>年月</HeaderTemplate>
<ItemTemplate>
<p><asp:Label ID="lblNengetu" Text='<%# DataBinder.Eval(Container.DataItem, "Nengetu")%>' runat="server" /></p>
</ItemTemplate>
</asp:TemplateField>
<asp:TemplateField>
<HeaderTemplate>担当者</HeaderTemplate>
<ItemTemplate>
<p><asp:Label ID="lblPerson" Text='<%# DataBinder.Eval(Container.DataItem, "Person")%>' runat="server" /></p>
</ItemTemplate>
</asp:TemplateField>
<asp:TemplateField>
<HeaderTemplate>科目</HeaderTemplate>
<ItemTemplate>
<p><asp:Label ID="lblKamoku" Text='<%# DataBinder.Eval(Container.DataItem, "Kamoku")%>' runat="server" /></p>
</ItemTemplate>
</asp:TemplateField>
</Columns>
</asp:GridView>
</form>
</body>
</html>
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
|
using System;
using System.Data;
namespace WebApplication18
{
public partial class WebForm1 : System.Web.UI.Page
{
protected void Page_Load(object sender, EventArgs e)
{
}
public void btnFind_Click(object sender, EventArgs e)
{
DataTable dt = new DataTable(@"Table");
dt.Columns.Add("Nengetu");
dt.Columns.Add("Person");
dt.Columns.Add("Kamoku");
dt.Rows.Add(new object[] { "202001", "東京一郎", "国語" });
dt.Rows.Add(new object[] { "202002", "東京太郎", "英語" });
dt.Rows.Add(new object[] { "202003", "東京三郎", "中国語" });
gv.DataSource = dt;
gv.DataBind();
}
}
}
|
実行画面
検索ボタンを押下します。
一覧画面
GridViewにデータが出力されていることを確認できました。
- SE
- 一覧に出力できました!!これからもどんどん使用していきます。
- PL
- 社内で使用するシステムを開発する現場ですと、このGridViewはよく利用すると思います。検索画面で一覧にデータを出力するといったことはシステム設計では基本的なことですから、使い方は覚えておきましょう。
GridViewの理解はお早めに
GridViewはよく利用されるアイテムのひとつです。たいていの社内システムは、「登録」「変更」「削除」「照会」をメインにできています。今回紹介したこのGridViewは主に「照会」で使用するアイテムです。GridViewに表示されたデータをクリックして、対象のデータを「変更」「削除」する場面も十分に想定できるでしょう。そのため、GridViewは早めに使い方をマスターすることをおすすめします。
Search キーワード検索
Popular 人気の記事
-
【VB.NET入門】DataGridViewの使い方まとめ
公開: 更新:
reccomended おすすめ記事
-
【.NETが統合】.NET 5の概要と今後のリリース予定
公開: 更新:
Categories 連載一覧
Tags タグ一覧
Jobs 新着案件
-
開発エンジニア/東京都品川区/【WEB面談可】/在宅ワーク
月給29万~30万円東京都品川区(大崎駅) -
遠隔テストサービス機能改修/JavaScript/東京都港区/【WEB面談可】/テレワーク
月給45万~60万円東京都港区(六本木駅) -
病院内システムの不具合対応、保守/東京都豊島区/【WEB面談可】/テレワーク
月給30万~30万円東京都豊島区(池袋駅) -
開発/JavaScript/東京都豊島区/【WEB面談可】/テレワーク
月給50万~50万円東京都豊島区(大塚駅) -
債権債務システム追加開発/東京都文京区/【WEB面談可】/在宅勤務
月給62万~67万円東京都文京区(後楽園駅)