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SQL Serverは無料で使える?価格プランごとの特徴とは

公開日時:   更新日時:
SQL Serverは無料で使える?価格プランごとの特徴とは
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アプリケーション開発を行う場合にSQL Serverを利用する方は多いのではないでしょうか。
この記事では、利用する際の費用について無料プランの存在や各プランの料金について解説していきます。気になる方はぜひ参考にしてください。

SE
SQL Serverって大企業のアプリケーション開発で利用されているイメージがあるのですが、やっぱり値段は高いのですか?
PM
SQL Serverには多くの機能が搭載されているからその分値段は高めです。でも、無料でも提供されているのもあるから個人でも十分活用できますよ。

SQL Serverの価格帯は?

SQL Serverには以下の4つのエディションが準備されています。
※Microsoft SQL Server 2017の情報をもとに作成しています。

エディション ライセンス ドル
(1ドル = 110円換算)
Enterprise コア単位(2コア単位での提供) $14,256 ¥1,568,160
Standard コア単位(2コア単位での提供) $3,717 ¥408,870
サーバー $931 ¥102,410
クライアント ¥33,000
Developer ユーザー毎 無料 無料
Express 不要 無料 無料

コアライセンスはサーバーのCPUのコア数で計算されます。
サーバーライセンスはコア数に関係なく、インストールするサーバーに必要なライセンスとなります。
そしてサーバーライセンスにプラスされるのが、SQL Serverに接続するクライアントの数だけ必要になるクライアントライセンスです。

Enterpriseエディションは全てのSQL Serverに搭載されている機能を利用できます。大規模システム向きのエディションです。
Standardエディションは一部利用不可な機能がありますが、ほとんどは利用可能で、中規模システム向きのエディションです。
Developerエディションは本番環境での利用ができないので、開発環境用や学習用のエディションになります。
Expressエディションは最大10GBまでの制限があり、小規模システム向きのエディションです。

SQL Serverの無料版と有料版の違いとは?

SQL Serverの無料版は小規模なシステム開発にはとても向いています。最大で10GBですが、全体で10GBということではなく、個々のデータベースのサイズが10GBまでということになります。使用できるCPUは1CPU につき4コアまでです。

有料版とほぼ同等の機能が搭載されているので、システム開発に支障をきたすといったことはないでしょう。
有料版にあって無料版にない機能の代表例が、データベースの定期的なバックアップ機能と、SQLでプログラミングしたジョブスケジューラ機能です。

一からこれらの機能を作るとなると専門の知識も必要となってきますので、管理ツールで簡単に設定できる有料版を利用すれば、エンジニアの工数削減にはつながります。

SE
SQL Serverは無料版から有料版への移行って簡単にできるのでしょうか?
PM
メモリが不足した場合などは上位機能版にアップグレードすることが、専用のツールを使用して簡単にできるので、再インストールなども不要です。まずはExpressエディションからはじめてみてもいいのではないでしょうか。

自社の規模や大きさを考えてプランを決定することがおすすめ

SQL Serverは無料版でも十分にシステム開発に活用できるデータベースです。有料版もOracleに比べて価格が安いですから、多くの企業でもこれからも活用されることが考えられています。


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