エンジニアを目指す方向けのブログメディア
QAエンジニアの仕事とは?QAエンジニアに必要とされる知識4つ

目次
QAエンジニアとは?
QAエンジニアとは、ソフトウェアの品質管理や品質を高める作業を担う仕事です。QAエンジニアはこれまであまり注目されていませんでしたが、近年では需要が多くなってきているため、将来性のある職業といえるのではないでしょうか。QAエンジニアの仕事内容や、QAエンジニアに必要な知識と資格についてご紹介していきます。
QAとは?
QAとは、「Quality Assurance」の略で、ソフトウェアなどの品質全体を管理する職業の事を指して使う言葉です。QAエンジニアの仕事には、ソフトウェアのテストやデータを収集し分析する事が含まれています。企業や組織によっては仕事を分担している場合もあるため、QAエンジニアという名前を用いていない場合もあります。
QAエンジニアの主な仕事4つ
QAエンジニアの主な仕事を4つご紹介します。QAエンジニアはシステムやソフトウェアの品質を管理し、安心して利用できるようにすることが主な仕事内容です。システムやソフトウェアの品質に問題が無いかをチェックしていくために「テスト計画」「テスト設計」「テストの実行」「テスト結果報告」といった仕事をしていきます。それぞれの仕事内容はどういったものなのかご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
QAエンジニアの主な仕事1:テスト計画
QAエンジニアはまずテスト計画を立てます。どのような流れでテストを行えば良いのか、目的やスケジュールの他にテストの完了基準などの計画を立てておかなければいけません。計画を立てる段階で、品質管理を行うソフトウェアやアプリなどの仕様やデータの分析などもしておく必要があり、テスト計画の中に含まれています。
QAエンジニアの主な仕事2:テスト設計
QAエンジニアとして「テスト設計」でより細かくチェックする部分を考えていきます。テスト設計は、具体的にどのような方法でテストを行っていくかを決めていくといった重要なポイントになる部分です。テストを実行する段階で設計を見直さなくてもよいように、しっかりとチェックするポイントを押さえてテスト設計を行っていかなくてはいけません。
QAエンジニアの主な仕事3:テストの実行
QAエンジニアは「テストの実行」も仕事に含まれています。テスト設計によって決められたテストを実行する事によって、システムやソフトウェアが正常に動作しているのかどうかを見極めることができ、問題のあるポイントをチェックすることができるでしょう。問題のあるポイントをチェックしておけば、品質の向上や改善につながります。
QAエンジニアの主な仕事4:テスト結果報告
QAエンジニアの仕事として「テストの結果報告」も行います。テストの結果報告では、テストを実行した際にシステムやソフトウェアが動作しているかどうか、問題のあるポイントなどを報告しなければなりません。テスト結果で不具合が発見された場合には、内容を分析し数値化するなどして、報告を行う事もあるでしょう。
QAエンジニアに必要とされる知識4つ
QAエンジニアに必要とされる知識やスキルを4つご紹介しましょう。QAエンジニアという職業に求められる知識とはどういったものでしょうか。QAエンジニアは企業や組織に即戦力として求められる職業ですが、そのため専門的な知識やスキルが必要になってきます。QAエンジニアを目指しているという方はチェックしてみて下さい。
QAエンジニアに必要とされる知識1:ソフトウェア開発関連
QAエンジニアに必要とされる知識として「ソフトウェア開発関連」が考えられます。ソフトウェア開発関連の知識とは、システムエンジニアとしてだけではなく、プログラマやアプリケーションなどの知識も含まれるでしょう。ソフトウェアがどのようにして動くのかを知っておかなければ、ソフトウェアやシステムの品質管理を行うQAエンジニアにはなれません。
QAエンジニアに必要とされる知識2:プログラミング関連
QAエンジニアに必要とされる知識として「プログラミング関連」も考えられるでしょう。ソフトウェアはプログラミングによって動きます。プログラミングにはさまざまな言語を用いますので、プログラミングで使用される言語の知識なども必要になってくるのではないでしょうか。プログラミングの基礎的な知識だけではなく、応用の知識も身に着けておきましょう。
QAエンジニアに必要とされる知識3:品質マネジメント関連
QAエンジニアに必要とされる知識として「品質マネジメント関連」も考えられます。QAエンジニアはシステムやソフトウェアの品質を管理して向上させていく事が業務内容です。そのため品質マネジメント関連の知識は、そのまま品質管理や品質を向上させるために必要となります。システムやソフトウェアによってはISOなどの知識も必要となりますので習得しておくと良いでしょう。
QAエンジニアに必要とされる知識4:テスト技法関連
QAエンジニアに必要とされる知識として「テスト技法関連」も考えられます。テスト技法の知識とは、QAエンジニアの業務内容に直接関わってくる部分です。さまざまなテスト技法がありますが、システムやソフトウェアなどの種類もさまざまですので、どのようなテスト技法で行うべきか判断する必要があります。
QAエンジニアの将来性
QAエンジニアは需要が高まっている職業です。IT関連の業務において、最先端のシステムやソフトウェアの開発需要は今後も増えていくと考えられ、開発したシステムやソフトウェアが正常に動作するかどうか、不具合が無いかどうかをテストする技術を持つ人材は必要になるでしょう。
QAエンジニアのキャリアパス
QAエンジニアのキャリアパスにはさまざまな選択肢が考えられます。品質向上や管理戦略を提案する「QAコンサルタント」や、テスト要求やテスト実施などの管理を行う「QAマネージャー」、テストの不具合を分析したりする「テストアナリスト」、QAエンジニアとしての深い知識や高い技術力を持つ「シニアQAエンジニア」などがあるでしょう。
QAエンジニアの年収
QAエンジニアの平均年収はおおよそ456万円前後です。求人サイトによっては平均年収が低めに記載されている場合もありますが、企業や組織によってQAエンジニアとしての業務内容に違いがあることからとされています。QAエンジニアはどのような業界にも必要とされる職種ですので、業種によってあまり年収の差がない仕事といえます。
QAエンジニアに役立つ資格4つ
QAエンジニアが持っていると役に立つ資格を4つご紹介します。QAエンジニアを目指している方に役立つ資格はどのようなものがあるのでしょうか。QAエンジニアの仕事内容を考えると、品質管理に関係する資格は取得しておくと良い事がわかります。他にもQAエンジニアはさまざまな知識を必要としますので、幅広い資格の取得をおすすめします。
QAエンジニアに役立つ資格1:ソフトウェア品質技術者資格認定
QAエンジニアに役立つ資格としておすすめなのは「ソフトウェア品質技術者資格認定」です。ソフトウェア品質技術者資格認定は、一般財団法人日本科学技術連盟が主催している資格で、ソフトウェアに関するテストやレビュー、ソフトウェアの品質に関わる技術に関する知識があるかどうか認定する資格となっています。受験資格は特に設けられていませんので、だれでもチャレンジすることができます。
QAエンジニアに役立つ資格2:JSTQB認定テスト技術者資格
QAエンジニアに役立つ資格としておススメなのは「JSTQB認定テスト技術者資格」です。JSTQB認定テスト技術者資格は、ソフトウェアの品質に関するテストなどを行う際に、欠かすことができないスキルを持っているかどうかを認定するものです。海外でも活用することができ、3段階のレベルがあります。日本では2段階までしか受験する事ができませんので注意しましょう。
QAエンジニアに役立つ資格3:IT検証技術者認定試験
QAエンジニアに役立つ資格としておススメなのは「IT検証技術者認定試験」です。IT検証技術者認定試験は、一般社団法人IT検証産業協会が主催している資格で、テストエンジニア向けの資格として知られています。テストエンジニアの実務を重視しているという特徴を持っており、実務力が問われるため、高く評価されている資格です。
QAエンジニアに役立つ資格4:QC検定
QAエンジニアに役立つ資格としておススメなのは「QC検定」です。QC検定は「Quality Control」の略で、品質管理の事を指しています。科学的な手法を用いて品質を管理するための知識と理解度などを問われる資格です。
QAエンジニアは良質な商品を提供するためには欠かすことができない人材です
QAエンジニアの仕事内容や、役立つ資格についてご紹介しました。QAエンジニアは良質な商品を提供するために欠かすことのできない人材です。QAエンジニアはIT業界だけではなく、品質向上を求めるさまざまな分野の業界で活躍できる職業ですので、今後も需要は増えてくるでしょう。
Search キーワード検索
reccomended おすすめ記事
-
プログラマーにおすすめの資格12選|資格を取得するメリットも解説
公開: 更新:
Popular 人気の記事
-
おすすめのChrome拡張機能50選|入れ方や注意点も紹介!
公開: 更新: -
SEの上流工程とは?上流工程におけるシステム開発と設計の流れ4つ
公開: 更新: