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AWSの研修とは?AWS公式のおすすめ研修9選と公式以外のおすすめ研修6選
目次
AWSの研修とは?
AWSの研修とは、AWSに認定されるためのトレーニング講座のことです。AWSとはAWS社が高いテクニカルスキルを持っている人に与える認定のことになります。
AWSの研修認定には、インストラクター、ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル、DevOpsエンジニア – プロフェッショナル、データアナリティクス、クラウドプラクティショナーなど10種類ほどの認定があります。
AWS認定資格とは何?
AWS認定資格とは、企業で使われているクラウドサービスでおすすめのAWS (Amazon Web service)の資格認定になります。
AWS認定資格を取得することで企業内でのクラウドサービスの概要や特徴を熟知したエンジニアになれます。AWSの知識の証明として高い評価が得られやすくなります。
AWS認定資格には、3年に1度のペースで再度認定が必要です。期限内に再度認定を受けなければ資格がなくなりますので気を付けましょう。
AWS公式の研修とは?
AWS公式の研修とは、AWSの基礎知識を学ぶコースのことです。 基礎コースでは、マネージド型・アンマネージド型といったサーバーの貸し出すサービス用語を学ぶことができます。
また動作するアプリケーションソフト管理の「マネージメントコンソール」やAWSリソースへのアクセスを管理する「IAM」といった用語の学びが可能です。
AWS公式の研修の種類4つ
AWS公式の研修の種類は「デジタルトレーニング」「クラスルームトレーニング」「プロバイダーによるデジタルトレーニングコース」「オンラインセミナー」の4つです。
「デジタルトレーニング」「クラスルームトレーニング」など4つの研修の種類について詳しくみていきます。
AWS公式の研修の種類1:デジタルトレーニング
AWS公式の研修の種類「デジタルトレーニング」とは、インストラクターから学ぶのではなく、オンラインの映像によって自分で学ぶトレーニングのことです。 インストラクターがつかないため無料で学ぶことができます。
またオンラインの映像のため、空いている時間や都合の良い時間を利用してAWSクラウドの知識が学べます。
AWS公式の研修の種類2:クラスルームトレーニング
AWS公式の研修の種類「クラスルームトレーニング」とは、学校で学ぶときのように複数の人とインストラクター1人といった形でのトレーニングのことです。
インターネット上での対話形式になるため、疑問や質問を即座に答えてもらえ、効率良く学べます。
複数の人と学ぶことができるので、討議や議論ができるのがメリットです。また双方向での環境が提供されているのでより良く、クラウドスキルを学ぶことが可能です。
AWS公式の研修の種類3:プロバイダーによるデジタルトレーニングコース
AWS公式の研修の種類「プロバイダーによるデジタルトレーニングコース」とは、AWSの専門家によるオンライン学習プラットフォームです。
クラウドスキルに役立つ複数のデジタルトレーニングプロバイダーが学習を提供しています。そのためAWSクラウドの基礎から主要な需要の高いサービスまで、幅広い学習が可能です。
AWS公式の研修の種類4:オンラインセミナー
AWS公式の研修の種類「オンラインセミナー」とは、Amazonが提供している無料で受けることができるデジタル学習のことです。
デジタル学習では基礎・中級・上級コースがあり、毎月開催されています。移動する手間もなく、時間に制限がないため気軽に学べます。
AWS公式の役割別の研修4つ
AWS公式の役割別の研修は「クラウドプラクティショナー」「アーキテクト」「機械学習」「データ分析」の4つです。
「クラウドプラクティショナー」「アーキテクト」「機械学習」「データ分析」にはどのようなコースが用意されているかみていきます。
AWS公式の役割別の研修1:クラウドプラクティショナー
AWS公式の研修「クラウドプラクティショナー」とは、4.5時間で学べる基礎レベルのコースです。AWS クラウド全体を理解したい販売担当者・マーケティング担当者・プロジェクトマネージャーなどにおすすめのコースになります。
このコースでは、クラウド動作の定義、AWS クラウドの価値・操作方法、サービスごとの違いとセキュリティ、料金、サポートなどを学ぶことができます。
AWS公式の役割別の研修2:アーキテクト
AWS公式の研修「アーキテクト」とは、企業のAWSクラウドサービスを提供するハードウェア設計者や問題の解決に携わるエンジニア向けにおすすめのコースです。
ソリューションアーキテクトコースは、講義と実機演習を提供しています。 大阪・東京とオンラインライブで学べます。
AWSクラウドの基礎・クラウドアーキテクトの基礎・AWSクラウドの概念など学ぶだけならバウチャなしコースを選び、認定試験の受験予定がある人は、バウチャ付きを選ぶようにしましょう。
AWS公式の役割別の研修3:機械学習
AWS公式の研修「機械学習」は、機械学習の基本的なデータ構造と構築に役立つプロセスを40分間学べる基礎レベルの研修です。プラットフォームサービス、フレームワーク、インターフェイスなどの使用例での説明によって分かりやすい研修になっています。
AWS公式の役割別の研修4:データ分析
AWS公式の研修「データ分析」は、データ分析プロセスを3.5時間で学べる基礎レベルの研修です。
レッスン 1ではデータ分析ソリューションの概要など、2ではデータレイクの概要、3ではデータ処理 、4は構造化データストアの概要、5はデータ整合性についての理解、6ではデータ可視化の概要などが学べる研修になります。
AWS公式のおすすめの研修9選
AWS公式のおすすめの研修は9つあります。
「AWSome Day」「AWS クラウドプラクティショナーの基礎知識」「AWS セキュリティの基礎」「AWS Cloud Financial Management for Builders」「AWSでのデータベースの計画と設計」「The Machine Learning Pipeline on AWS」など9つです。
AWS公式のおすすめの研修1:AWSome Day
AWS公式の研修「AWSome Day」は、企業のクラウド化を始めるためのAWS に関する基礎知識が学べます。 この研修は、東京・名古屋・福岡など会場に行って1日で学ぶ方法とオンラインで参加して約3時間で学ぶ方法の2つがあります。
AWSを導入するために知っておく必要がある基礎知識や、AWSの主要なサービス、料金モデル、AWS のセキュリティの基本などを学ぶことができます。
AWS公式のおすすめの研修2:AWS クラウドプラクティショナーの基礎知識(第2版)
AWS公式の研修「AWS クラウドプラクティショナーの基礎知識(第2版)」は、AWSの導入に関わるマーケティング担当、ビジネスアナリストなどの人におすすめの基礎知識が6時間で学べます。
この研修はオンラインによるクラスルームトレーニングのみで、しかも、英語の言語が使われていますので知っておきましょう。
AWS公式のおすすめの研修3:AWS セキュリティの基礎(第2版)
AWS公式の研修「AWS セキュリティの基礎(第2版)」は、AWSクラウドのセキュリティの基礎つまり、セキュリティ入門のための研修です。
AWSクラウドのセキュリティの対策に関するインフラストラクチャ、ソフトウェア、ネットワークアクセス、ネットワーキング機能などを、デジタル形式を用いて120分間で学ぶ研修になります。
AWS公式のおすすめの研修4:AWS Cloud Financial Management for Builders
AWS公式の研修「AWS Cloud Financial Management for Builders」は、個人向け中級コース3時間の研修です。 WindowsワークロードをAWSで実行するときにかかる費用の管理、最適化方法などが学べます。
AWSでワークロードを実行するときに、最も効率のよい手法、高い機能、コスト削減など幅広い知識が身につく研修内容です。
AWS公式のおすすめの研修5:AWSでのデータベースの計画と設計
AWS公式の研修「AWSでのデータベースの計画と設計」は、データベースの概念、データベース管理、データベース入力などを3日間で学ぶ研修です。
1日目はAWSでのデータベースの計画と設計、2日目はAmazon Auroraのデータベース、3日目は、Amazon Neptuneのデータベースについて学べます。
AWS公式のおすすめの研修6:The Machine Learning Pipeline on AWS
AWS公式の研修「The Machine Learning Pipeline on AWS」は、学生が4日間で学べる実践的な中級レベルの研修です。
Amazon SageMakerによるモデルのトレーニングデータの評価、調整、配置方法が学べます。この研修は、ソフトウェア開発者やインフラ・データベースを扱うデータエンジニアにおすすめの研修です。
AWS公式のおすすめの研修7:Internet of Things Foundation Series
AWS公式の研修「Internet of Things Foundation Series」は、テレメトリ・コマンドアンドコントロール・フリート管理の概要・予知保全が7時間で学べる中級レベルの研修です。
テレメトリ(通信回線を使ってデータ収集するシステム)では、Foundationシリーズ、AWS IoTコアの概要、デバイスセキュリティなどが学べます。コマンドアンドコントロール(不正なコマンド送信用サーバー)は、コマンドアンドコントロールシナリオの概要などが学べる研修です。
AWS公式のおすすめの研修8:Amazon Connect Primer
AWS公式の研修「Amazon Connect Primer」は、AmazonConnectの概要、AmazonConnectと他のAWSサービスの統合、コンタクトセンター構成などが7時間で学べる中級レベルの研修です。
AmazonConnect処理・実行、Storage Serviceコールデータ保存などができるようになるための研修になります。
AWS公式のおすすめの研修9:AWS Technical Essentials
AWS公式の研修「AWS Technical Essentials」は、AWSのサービス基礎知識が1日で学べる基礎レベルの研修です。
インターネットを使ったクラウドや企業内で使うサーバーを用意するオンプレミス、レンタルサーバーやデータベースの提供、データの保存、バックアップなどのサービスについて学べます。
AWS公式の研修を受けるメリット4つ
AWS公式の研修を受けるメリットは「AWS認定資格を得られる」「自分に合ったコースを選べる」「自分のペースで勉強できる」「認定インストラクターによる指導を受けられる」の4つです。
「AWS認定資格を得られる」「自分に合ったコースを選べる」「自分に合ったコースを選べる」などメリットごとに詳しくみていきます。
AWS公式の研修のメリット1:AWS認定資格を得られる
AWS認定資格を得られるのがAWS公式の研修を受けるメリットです。AWS公式の研修には、単に知識が得られるものとAWS認定資格に対応した研修があります。AWS認定試験受験用・模擬試験用(バウチャ)つきのコースを選択することでAWS認定資格が得られます。
AWS公式の研修のメリット2:自分に合ったコースを選べる
自分に合ったコースが選べるのもAWS公式の研修のメリットです。
AWS公式の研修には、40分といった短い時間から1日や1年間の長い期間などさまざまな研修時間・期間があります。また、オンラインによる対面式やクラス方式などがあり自分に合ったコースが選べます。
AWS公式の研修のメリット3:自分のペースで勉強できる
自分のペースで勉強できるのがAWS公式の研修を受けるメリットです。
AWS公式の研修には、初級レベルから上級レベルまで幅広い研修があります。またAWS公式の研修では、設計者向け、開発者向け、運用管理向けなど自分のレベルやペースにあった研修を選ぶことが可能です。
AWS公式の研修のメリット4:認定インストラクターによる指導を受けられる
認定インストラクターによる指導を受けられるのがAWS公式の研修を受けるメリットです。 AWS社が提供している研修では、AWS認定DevOpsエンジニアなど複数の資格を所有した講師がサポートしてくれます。そのため、企業で生かせる技術を身につけることが可能です。
AWS公式以外のおすすめの研修6選
AWS公式以外のおすすめの研修は「【Udemy】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座」「【Udemy】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集」など6つです。
「【Udemy】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座」などAWS公式以外のおすすめの研修6つについて、研修の特徴や研修にかかる時間を説明します。
公式以外のおすすめの研修1:【Udemy】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
【Udemy】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)は、AWSの基本資格の合格が目指せる研修です。
「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験」の合格に必要な知識や経験が得られます。
この研修は、自分が観たいときに視聴することができる26.5時間のオンデマンドビデオ方式になります。 学習期間の制限がないため自分のペースで学ぶことが可能です。
公式以外のおすすめの研修2:【Udemy】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)
【Udemy】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)は、基本レベルや応用レベルなど自分の目的に合っている問題が選べます。
問題集は、基本レベル2、応用レベル3と難易度高い模擬試験2回分130問の合計7回分455問による演習テストです。学習期間に制限がないので自分のライフスタイルに合わせて学ぶことができます。
公式以外のおすすめの研修3:【TRAINOCATE】 認定クラウドプラクティショナー
【TRAINOCATE】 認定クラウドプラクティショナーは、オールマイティー向け、設計担当者向け、開発担当者向け、運用担当者向け、DevOpsエンジニア向け認定をサポートしてくれます。
オールマイティー向けは、講義8割、演習2割の1日基礎コースと認定試験に対応したコースなど3つのコースから選べます。
設計担当者向けには、AWSクラウド環境のアプリケーションの設計の基本を3日間で学べるなど3つのコースから選択が可能です。開発担当者向けと運用担当者向け3コース、DevOpsエンジニア向けは1コースのみです。
公式以外のおすすめの研修4:【夢テクノロジー】AWS研修コース
【夢テクノロジー】AWS研修コースは、2ヶ月間のエンジニア向けの研修コースです。 17日間で、テクニカルプロフェッショナル・ビジネスプロフェッショナル・クラウドプラクティショナーになるための学習と認定試験受験ができます。
18日から36日まで「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」に必要な学習、37日から43日まで模擬試験 ・試験勉強 ・認定試験受験になります。
44日から55日はAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト受験、56から61日が設計・構築・動作検証・プレゼンテーションの研修カリキュラムです。
公式以外のおすすめの研修5:【富士通ラーニングメディア】AWS Technical Essentials 1
【富士通ラーニングメディア】AWS Technical Essentials 1は、AWSを使用開始する方法を知りたい人やソリューションアーキテクト、SysOps管理者などにおすすめの09:30から17:30まで1日間の講習会です。
この講習会によって AWS のデータベースサービスやデータセンター設計の基本について理解することができるようになります。
公式以外のおすすめの研修6:【富士通ラーニングメディア】AWS Technical Essentials 2
【富士通ラーニングメディア】AWS Technical Essentials 2は、システム開発者や運用管理者とクライアントと開発との橋渡し役となるソリューションアーキテクトを目指す人におすすめの09:30から17:30まで1日間の講習会です。
この講習会によってWebシステムの構築ができるようになります。またAWSのコアサービスの基本的な操作方法の理解やWebシステムの性能監視と増強が可能になります。
AWS認定の研修を受けてみよう
AWS認定資格は、クラウドに関する知識や高いスキルを身つけているエンジニアとして高い評価とともに、重宝されます。
コスト削減や処理の高速化のためクラウドを導入する企業が増えています。しかし開発や導入、運用管理などができるエンジニアは不足しているのが現状です。
AWS認定の研修には、無料・有料があり有料では高い金額の支払いになることもあります。しかし、AWS認定のエンジニアになれば、良い条件で採用や転職が可能です。
自分のライフスタイルに合わせてAWS認定の研修を受けてAWS認定エンジニアを目指しましょう。